こんにちは、こけしです!
私の愛猫は高齢だったので覚悟はしていたつもりでした。
でも考えるのが辛くて、火葬や供養・葬儀の下調べや準備はあまりできませんでした。
結果、憔悴した状態で泣きながらいろいろと調べることに。
混乱しながらバタバタと進めていったので、今では少し後悔しています。
では、老猫の看取りや火葬の流れなど、ポイントごとにまとめていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫の看取りやその後の手順を知っておきたい
- 火葬の種類や違いなどどんな方法があるのか知りたい
- 愛猫との最期の時間をゆっくり過ごしたい

当日に全部決めるのは大変にゃ

準備した方が最期に愛猫と過ごす時間をキープしやすいですよ
老猫を看取る方法と体験談
老猫の看取りの流れはこんな感じです。
①看取りの覚悟をしてルールを決める
②葬儀や供養方法を決める
②愛猫の気持ちを優先して看取る
では、それぞれ見ていきましょう。
①看取りの覚悟をしてルールを決める
看取りの覚悟を決めておかないと、いよいよ最期の時が近づいてきたときに動揺しやすいです。
治らないのに病院に連れて行って疲れさせたり、酷く動揺して猫を不安にさせないためにも、ある程度の覚悟が必要。
とはいっても、私も完全には覚悟できませんでした。
でも、いつまで病院に行くか、安心して旅立てるように愛猫の前では泣かない、ポジティブな声掛けしかしないなどのルールは決めました。
後悔しないように写真や動画を撮っておくことも忘れずに。
ただし、嫌がらない程度にしてあげてくださいね。
②火葬や供養方法を決める
種類がありますが、よく選ばれるのは以下の4つ。
- 個別火葬→愛猫だけで火葬する
- 合同火葬→他のペットと一緒に火葬する
- 移動火葬→自宅周辺に来てもらって火葬する
- 埋葬→自宅の庭などに埋葬する
個別火葬は、愛猫だけで行い、立ち合い可能で遺骨を持ち帰れることが多いです。
合同火葬は、他のペットと一緒にするため、立ち合いができず、遺骨を持ち帰ることは基本的にできません。
移動火葬は、自宅の庭や近所に来てもらい、移動車内にて火葬する方法。
火葬は、霊園や火葬場などでします。
市役所でもペットの火葬ができることもあるので、問い合わせましょう。
ただ、市役所はサービスが充実していないため、サービス重視なら業者がおすすめです。
埋葬は、庭などに埋めてお墓を作る方法。
引っ越しするときに掘り起こすことになるので、この先もずっと住み続けるかどうか考えましょう。
選択肢が多いし仕事などの都合もあり、当日にどの方法にするのか決めるのは大変です。
せめて、方向性や近くの火葬場を探すなど、ある程度は決めておいた方がいいと思います。
③愛猫の気持ちを優先して看取る
看取るときは愛猫の気持ちを優先してあげましょう。
飼い主さんの側にいたがる子もいるし、1人でひっそりと逝きたい子もいます。
無理に移動させると必死で起き上がって元の場所に行くこともあれば、飼い主が近づくと離れることも…。
無駄な体力を使わせしまうので、愛猫がどうしたいのかサインを見逃さないようにして、察してあげてくださいね。
私の愛猫は、私から離れて過ごすようになりました。
いよいよ具合が悪くなってきたある日、心配で定期的に息があるか確認し、最後に確認したのは朝4時。
つい寝落ちしてしまい、朝7時に起きたときには息を引き取っていました。
正直、もっと側にいたかったけど…愛猫は望んでなかったと思うので、そこに関して後悔はないです。
老猫を火葬する方法と体験談
老猫の看取りのあと、火葬や供養をすることになります。
私はペット霊園にて個別火葬しましたが、どの方法でも流れはだいたい同じで以下のとおり。
①気持ちを伝える
②体を冷やす
③姿勢を整えてあげる
④体をキレイにしてあげる
⑤火葬場の予約をして行く
⑥最期のお別れをする
⑦火葬して遺骨を拾う
⑧自分がしたい方法で供養する
では、体験談もふくめて書いていきます。
①気持ちを伝える
聴覚は最後まで残る感覚だそう。
亡くなると意識はなくなるものの、耳はまだ聞こえてる可能性があるのだとか。
真相は不明だけど、後悔しないように気持ちを伝えましょう。
一説では、亡くなってから24時間ほど聞こえるといわれてるそう。
後悔が多いとペットロスになりやすいと言われるし、自分の心を整理することにも繋がると思います。
②体を冷やす
4時間以内に冷やし始めると、綺麗な体を維持しやすいとされます。
できるだけ綺麗な体でおくってあげるためにも、早めに冷やしてあげてください。
ポイントは、頭やお腹周りを中心に冷やすこと。
容器にペットシーツや新聞紙などを敷き、保冷剤を入れて愛猫を安置してあげましょう。
保冷剤にはタオルなどを巻かず、直接触れるようにしてあげてください。
保冷剤がないときは、氷を入れて固く絞ったビニール袋でも大丈夫。
私は頭周辺に保冷剤を敷き、冷凍庫に入れてた保冷枕を体の下に敷きました。
室温も低いほうがいいので、エアコンなどを使って温度を調整してください。
③姿勢を整えてあげる
亡くなってから2~3時間くらいたつと死後硬直するので、まだ動くときは体勢を整えてあげてください。
姿勢が伸びているときは、丸まって寝ているときのような姿勢に整えてあげます。
目や口が開いているときは、そっと優しく手をかざし、硬直するまでそのまま待ちましょう。
ペット葬儀などを依頼する場合、棺に入ってもらうことがありますが、体勢によっては入れないことも。
もちろん硬直しているなら何もしなくていいです。
傷付けないためにもそのままにしてあげましょう。
④体をキレイにしてあげる
目元や口元を拭いたり、全体の毛並みを整えるように優しく拭いてあげましょう。
老猫さんの場合、もともと毛がもつれたりボサボサになってることが多いですよね。
できる範囲でいいので、最期まで頑張った愛猫をねぎらいながらキレイにしてあげてくださいね。
⑤火葬場の予約をして行く
時間帯によっては当日でもできますが、どちらにしても予約が必要です。
私の愛猫は早朝に亡くなったので当日予約してそのまま行きました。
あとは直接行って、スタッフの指示に従います。
電話予約したときに、フードや思い出の品、手紙などを一緒に燃やせると言われたので、フードと愛用していたブランケットを持参しました。
受付でスタッフに預け、説明を受けながら書類を書きます。
料金は体重によって異なるし、遺骨をパウダー状にするときも追加料金が必要。
私の場合はパウダーもお願いし、合計料金は25,000円くらいだったと思います。
⑥最期のお別れをする
スタッフに呼ばれて、白い布に包まれた愛猫と再会。
たくさんの花が添えられていて、受付で渡したフードやブランケットも側に置いてありました。
スタッフは退出し、最期に一緒に時間を過ごせるようにしてくれました。
写真を撮ることをおすすめされましたが、どうも撮る気にはならず。
お別れを済ませたあと、愛猫は火葬炉に入っていきました。
手を合わせて見送ったのですが、この時はかなりきつかったです。
姿を見れるのが最後だと思うとキツイ。キツすぎる。
心の中で愛猫に何か言おうとしましたが、まともに言葉が出ず「ありがとう」しか思い浮かびませんでした。
⑦火葬して遺骨を拾う
火葬にかかった時間は1時間くらいだったと思います。
人間のときと同じで、終わったら箸を使って遺骨を拾います。
そのとき、爪の骨をそのまま持ち帰るかどうか聞かれました。
爪の形がそのまま残るので、お守りとして持ち帰る飼い主さんが多いそう。
その後、私は愛猫の骨をパウダーにしてもらいたかったので、拾い終わるとそのまま骨壺を預けました。
それから少し待ち、パウダーの遺骨を入れた骨壺を受け取って終わりです。
⑧自分がしたい方法で供養する
ペット霊園で火葬したので、骨壺やキレイな包みに入れられていました。
でも、もっとかわいい容器にしたくてネットで購入。
調べたところ、専用の骨壺じゃなくてもいいそう。
湿気が多いとカビが繁殖するので、密閉できる容器がベスト。
私はいろいろ探して、キャラクターものの缶を選びました。
缶は密閉できて湿気に強いし、耐久性もあり、軽いのでおすすめ。
骨壺もいろいろで、かわいいデザインもあるので好みで選んでください。
帰宅してからしばらくの間、お水やオヤツ、お花なんかを供えていました。
その後は、誕生日や命日にオヤツやお花を供えたり。
葬儀や供養などのルールはないので、飼い主さんがしたいようにすれば良いと思います。
こちらの記事で供養に使えるグッズなんかも紹介してます↓
老猫の看取りは辛いけど避けて通れない
老猫だけじゃなく、ペットの看取りは辛いものです。
だけど、少しでも穏やかに安心して旅立てるように、心構えや準備をしておきましょう。
ペットロスの原因にもなるので、後悔しないように見送ってあげてくださいね。

看取りルールだけでも決めておくといいにゃ

無理させず愛猫の気持ちを優先してあげてくださいね