こんにちは、こけしです!
老猫になると、爪が分厚くなったり巻き爪になったりしやすいです。
あるとき私も愛猫の爪を見て焦りました…。
爪切りするにも切りにくいし、分厚いからなのか血管が見えない…。
いろいろ調べたり獣医師にアドバイスをもらってケアしたので、老猫の爪の剥がし方や切り方を紹介していきますね!
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫の爪の剥がし方が知りたい
- 分厚い爪や巻き爪をなんとかしたい
- 肉球や血管を傷つけずに安全にケアしたい

コツさえ覚えれば老猫の爪ケアは簡単にゃ

不器用な私でも問題なくできたので大丈夫ですよ
老猫の爪が分厚くなったり巻き爪になる理由
へたくそな絵で恐縮ですが、猫の爪はこんな感じで何層にもなっています。
剝いても剝いても爪があるという、まるで玉ねぎのような構造で、中に血管があります。

つねに新しい爪が作られており、本来であれば古くなった爪は剥がれていきます。
ですが老猫は高齢のため、こういった理由で分厚くなったり巻き爪になりますよ。
- 運動不足
- 爪とぎの不足
- 代謝の低下
走ったり遊んだり爪とぎをするとと、爪がひっかかったり衝撃を受けて古い爪が剥がれます。
しかし老猫はまったり過ごす時間が多くなり、運動や爪とぎの時間が減りがち。
そのうえ年齢が高くて代謝が低下しやすいため、古い爪が残りやすいです。
古い爪が残っている状態で、どんどん新しい爪が作られていき、分厚くなっていく…という流れ。
猫の爪はカーブを描くように伸びていくため、伸びすぎると巻き爪になりますよ。
放置すると肉球に刺さるため、早めに爪切りしてあげましょう。
実は簡単!飼い主でもできる老猫の爪の剥がし方
老猫の爪の剥がし方はいくつかありますが、その中でも簡単なのが爪切りをする方法。
では、また私のへたくそな絵でポイントを解説していきますね!
ステップ①縦に切り込みを入れる

普通の爪は、上記のように横に切りますよね。
しかし、分厚い爪は硬いので、以下のように縦に切るのがおすすめです。

爪の先端に、縦に向かって切込みを入れます。

上記のように、巻き爪になっているときも、同じ切り方でOK。
肉球やピンク色あたりの血管を切らなければ大丈夫なので、血管の位置を把握しつつ、切り込みを入れてくださいね。
ステップ②切り込みを入れた部分を剥がす
切込みを入れると、古い爪がパラパラと落ちてきます。
勝手に落ちなくても、古い爪がさかむけのような状態になるので、手で剥がしてあげましょう。
とうもろこしの皮をむくような感じで、外側の皮をペリペリと剝けばOK。
暴れて剥がせないときは、ひとまず切り込みだけ入れて終わりにしても大丈夫です。
剥がれやすい状態になっているので、後日確認しましょう。
ステップ③「切って剥がす」を何度か繰り返す
猫の爪は玉ねぎのように何層にもなっているので、分厚い爪だと一回切って剥がしただけでは薄くなりません。
肉球や血管を傷つけないようにしながら、切込みを入れる→剥がす→切り込みを入れる→剥がすを繰り返します。
厚みがなくなってきたら終了。
一度で終わらせるのが難しい場合は、何日もかけて爪切りを完了してあげてくださいね。
爪を剥がすときのコツと注意点
老猫の爪の剥がし方は、切込みを入れて剝くだけ。
怪我をしたら大変ですし、爪切りを嫌がる猫も多いので、こういったことに注意しましょう。
ギリギリまで切らない
巻き爪や分厚くなった爪は、厚みがあるので血管が見えにくいです。
血管が透けて見えないこともあるので、一気に切ろうとはせず、先端を少しだけにしておきましょう。
剝いていくうちに、爪が薄くなって血管が見えるようになります。
出血させないように、ギリギリまで切らないようにしてくださいね。
一度に全部の爪切りをしなくてもいい
一般的に、高齢猫の爪切の頻度は2週間~1ヵ月ほど。
私の愛猫もそうでしたが、足を触られるのが嫌いな猫は多いです。
そんなときは、数日間かけて切る、1日1本切る、週に1回どこかの爪を切るなどして対処しましょう。
分厚い爪を切るときは、通常よりも時間がかかるので余計に嫌がられやすいです。
愛猫の様子を見ながら、愛猫に合った頻度でケアしてあげてくださいね。
おやつを使って慣れさせる
猫にとって爪切りは嫌なことです。
爪切りを見ると逃げるようになることもあるので、おやつを使って少しでも良いイメージにしていきましょう。
なんとか爪切りできる猫の場合は、爪切りが終わったらご褒美として与えます。
足を触れただけで激しく嫌がる場合は、少しずつ慣らすことが大事。
抱っこして足を触る→おやつを与えるというのを何日か繰り返して慣れさせましょう。
「足を触られるとおやつがもらえる」と学習して嫌がりにくくなるので、慣れてから爪を切りましょう。
どうしても無理なら動物病院に行く
チャレンジしても難しいときは、無理せずに動物病院に連れて行きましょう。
かなり分厚くなっているときや巻き爪が酷いときは、獣医師に爪を整えてもらえば、その後のケアが楽になります。
爪切りの料金は500円~1,000円ほど。
また、出血したり、巻き爪が肉球に刺さったりしているときも、動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
老猫におすすめの爪切りグッズ
猫の爪切りには、いくつか種類があります。
ギロチンは穴に爪を入れて切るため、分厚い爪や巻き爪だと使えないことも。
ここでは、ハサミタイプやニッパータイプなどの爪切りグッズを紹介していきますね。
シンプルで使いやすいハサミタイプ
猫用品を作っている有名メーカーのシンプルな爪切り。
個人的に好きなメーカーということもあり、実際に使っていました。
それ以前はホームセンターで買った数百円の爪切りを使っていましたが、それと比較して、切れ味が良くて音も小さかったです。
刃の部分が細めなので、縦に切り込みを入れるときも使いやすいですよ。
かなり分厚い爪におすすめのニッパータイプ
巻き爪やかなり分厚い爪でも切れるニッパータイプの爪切り。
刃の幅が広く先端が細くなっているため、ハサミの爪切りが入らないときでも使えます。
ただし、ニッパーを使うときは怪我をさせないように注意。
ハサミやギロチンと比べて、肉球や血管などを切りやすいので慎重に使いましょう。
怪我をさせないように、しっかり確認して浅めに切るようにしてくださいね。
巻き爪でも切りやすいピコックタイプ
刃が本体の横に付いていて、巻き爪でも切りやすい爪切り。
爪を引っかけて切るような感じです。
ただし、爪の先に縦に切れ込みを入れるときは使いにくいです。
巻き爪をそのまま切って短くしたいときにおすすめですよ。
老猫の爪が分厚くなったら早めに対処しよう
老猫の爪の剥がし方はいくつかありますが、個人的には、縦に切り込みを入れる方法が一番簡単でした。
切込みさえ入れておけば、爪とぎをしたときなどに剥がれるので、手間も少なめ。
肉球や血管を傷付けないようにしつつ整えてあげてくださいね。

伸びると肉球に刺さるから早めに対処してにゃ

整えたあとも2週間~1ヵ月に1回ほどチェックしましょう