こんにちは、こけしです!
老猫は高齢なので、お風呂に入れていいかどうか悩みますよね。
基本的にお風呂は必要ありませんが、汚れがひどいときはお風呂やシャンプーが必要なこともあります。
ストレスや負担を考えて、なるべく素早く終わらせることが大事!
いろいろと試してきた中で、素早く済ませる方法や入れ方、便利だったグッズを紹介していきます。
この記事はこんな人におすすめです!
- お風呂に入れる必要があるかどうか知りたい
- なるべく負担をかけないシャンプーの手順が知りたい
- 老猫をシャンプーするときの注意点が知りたい
- おすすめシャンプーや便利グッズが知りたい

お風呂は嫌にゃ…絶望にゃ…

猫は絶望…飼い主はゲッソリ…だからこそスムーズに終わらせましょう!
お風呂の代わりになる「蒸しタオル浴」の方法はこちら↓
老猫をお風呂でシャンプーする必要があるとき
猫は毛づくろいをするので、基本的にお風呂は必要ありません。
皮脂はでるものの汗はかかないし、自分で舐めてキレイにしているので、お風呂やシャンプーはしなくてOK!
老猫は体力が衰えているので、なるべくストレスを与えないでおきましょう。
しかし、以下の場合は老猫でもお風呂に入れることがありますよ。
- 糞尿が体についた
- 猫の体に害があるものがついた
- 皮膚疾患がありシャンプーが必要
うんちやおしっこが付くと臭いや汚れが気になりますし、衛生的にもよくありません。
量にもよりますが、お酒や香辛料、調味料など、猫が舐めると害があるようなものが体にかかったときもお風呂が必要な場合も。
また、皮膚疾患にかかったときは、獣医師から定期的にシャンプーするように言われることもあります。
老猫をシャンプーするかどうかの判断基準は、他の方法ではどうしようもないとき。
ふき取りやドライシャンプー、蒸しタオル浴などでキレイになるのであれば、お風呂は必要ありません。
しっかり洗わないと汚れが落ちない、他の方法じゃ無理な場合のみシャンプーしてキレイにしてあげましょう。
お風呂にいれるときに必要なものと実際の手順
老猫をお風呂に入れるときは、必要なものを揃えて手早く済ませることが大事。
スムーズにシャンプーするためにも、手順やポイントを紹介していきます。
シャンプーするときの必需品
- シャンプー
- 洗面器
- ブラシ
- タオル
- ドライヤー
上記のほか、ついでに耳や目元をキレイにしたい場合は、コットンや耳掃除シートなども用意しておきましょう。
シャンプーすると濡れるので、耳や目元の汚れが取りやすいですよ。
ステップ1 ブラッシングする
まずはブラシを使って全体をブラッシング。
毛玉があるとシャンプーした後にからまりやすいです。
毛玉が濡れるとフェルトのように固まって酷くなることもあるので、事前に整えましょう。
ブラッシングすると、抜け毛がとれて毛並みがキレイになり、シャンプーの時短にもなりますよ。
お腹まわりや、後ろ足の付け根あたりの毛が絡まりやすいので、触って毛玉がないかチェックしてくださいね。
ブラシはいつも使っているものでOK。
とくに長毛種はからまりやすいので、しっかりほぐしておきましょう。
ステップ2 シャンプー液を用意しておく
シャンプー液とは、お湯とシャンプーを混ぜたものです。
洗面器にぬるめのお湯を入れ、そこにシャンプーを入れて泡立てておきましょう。
猫の毛は皮脂がついているし頻繁に洗わないので泡立ちにくいです。
その場で猫にお湯をかけてシャンプーを泡立てて…などしていると、手間取りやすく効率が悪いので、シャンプー液を作っておくのがおすすめ。
そのままシャンプー液をかけながら洗えるので、全身を濡らす手間が省けます。
お風呂に連れていったらすぐに洗えるように、事前に作っておきましょう。
ステップ3 タオルとドライヤー用意しておく
脱衣所にタオルとドライヤーを用意しておきましょう。
猫をシャンプーするときは大騒動…!
必死で逃げようとしますし、その場で用意するのは大変です。
洗ったあとにすぐに拭けるように、手が届きやすい場所に準備しておいてくださいね。
ステップ4 猫をシャンプーする
準備ができたら、実際に猫をシャンプーします。
猫のシャンプーは2回するのが基本。
シャンプー液をかける→全身を軽く洗う→軽く流す→しっかり洗う→しっかり流すという手順で進めてくださいね。
1回目は軽く洗って流し、2回目にしっかり洗って流します。
爪を立てて洗う必要はないので、普段なでるときのように優しく洗ってくださいね。
シャンプーが残るとよくないので、すすぎはしっかり。
シャワーの温度は35~38℃くらいが目安で、手首に水をあてて「ぬるい」と思うくらい。
シャワーの勢いが強いと嫌がりやすいので、弱めにしたり、手を間に挟んで直接シャワーをあてないようにしてあげましょう。
足を触られるのを嫌がる猫が多いため、足は最後に洗うのもポイントです。
ステップ5 タオルで拭いてドライヤーをかける
しっかりすすいだら、タオルで全身を包むようにして体を拭きます。
耳の中や、顔周りもキレイに拭いて、ある程度拭けたら次はドライヤーを使いましょう。
ヤケドしないように、温度やドライヤーとの距離を考えながら乾かしてくださいね。
全体が乾いたらブラッシングして毛を整えて終了です。
老猫をシャンプーするときの注意点
老猫は高齢のため、いろいろと注意しておくことがあります。
ストレスや負担が大きくなると体調を崩すこともあるため、お風呂の入れ方など、注意点を見ておきましょう。
とにかく時短で済ます
老猫にストレスを与えないためにも、なるべく早く終わらせましょう。
理想は、シャンプーからすすぎまで10分ほど。
シャンプー液やタオルをすぐ使えるように準備しておく、配置を整える、お湯の温度の確認など、事前に済ませましょう。
飼い主は、短パンやTシャツなど、濡れてもよくて、爪が引っかかりにくい邪魔にならない服装で挑むのがおすすめ。
手伝ってもらえる人がいる場合は、洗い係、シャワー係など、担当を分けて手早く済ませるようにしてくださいね。
お風呂の中のものはなるべく出す
暴れて怪我をすることがあるので、お風呂の中の物は移動させておきましょう。
人間のシャンプーやタオル、ラック、など。
お風呂嫌いの老猫の場合、逃げようと暴れてあちこち飛び付くことがあります。
ラックが倒れたり、石鹸が落ちて踏んでこけたりと、めちゃくちゃになることも。
不要な物は、浴室から出したり浴槽の中に入れてフタをして隠すなどしてくださいね。
頻繁に洗わないようにする
猫は基本的にお風呂に入れる必要はありません。
皮膚疾患などがあり、動物病院から指導を受けているなら別ですが、頻繁に洗うのは良くありませんよ。
汚れなどでシャンプーしたとしても、年に1回か2回のペースが基本です。
毛づくろいをしなくなった場合は、代わりに飼い主がこまめにブラッシング。
下痢が酷くて頻繁に汚れるのであれば、下痢を治すことを考えましょう。
寝たきりの場合は、お尻まわりの毛を剃ったり、オムツも検討するなどし、シャンプーしなくても良い方法を探してくださいね。
猫用のシャンプーを使う
猫には猫用のシャンプーを使いましょう。
人間の皮膚は弱酸性、犬は中性~弱アルカリ性、猫は弱アルカリ性。
猫の皮膚は人間よりも薄いですし、人間用は刺激が強く添加物も入っています。
「猫も犬も使えるペット用シャンプー」もありますが、犬は猫よりも中性ぎみ。
とくに老猫は免疫力が下がりやすいため、できるだけ猫専用のシャンプーを使ってあげましょう。
体調を考慮する
老猫をお風呂に入れるときは、体調を考慮しましょう。
ご飯を食べない、元気がないときなどはシャンプーは止めておき、元気があるときに入れるのが鉄則です。
午前中など、動物病院が開いてる時間帯にお風呂に入れるのがおすすめ。
シャンプーは飼い主が思う以上に負担をかけるので、何かあったときに備えましょう。
老猫のシャンプーに関するよくある疑問
洗面所でシャンプーしてもいい?
私の体験上、お風呂場よりも洗面台でシャンプーする方が難易度が高いです。
お風呂だとシャワーで追いかけてお湯をかけることができますが、洗面台だとできません。
片手で猫を押さえつつシャワーをかけることになるので、お湯をかけても大人しくする猫じゃなければ難しいと思います。
洗面台だと、ふちや周りの物に手足が届きやすく物を倒しやすいので、その点も注意してくださいね。
ドライヤーを嫌がるときはどうしたらいい?
ドライヤーを嫌がるときは、こたつを使うのがおすすめです。
私の愛猫は、ドライヤーが大の苦手。
あるとき、シャンプー後にコタツに逃げ込み、中で必死に毛づくろいしてました。
それからシャンプーした後は、タオルで拭いてそのままこたつに入れるように。
むしろ自分から進んでコタツに入っていたので、ドライヤーは使いませんでした。
コタツで乾かすときは、暑くないか、元気かなど、ときどき様子を見てあげてくださいね。
猫の顔も洗ったほうがいいの?
特別な理由がなければ、顔を洗う必要はありません。
猫をシャンプーするときは耳に水を入れるのはNGで、目や口にシャンプーを入れないようにする必要もあります。
耳や目、口を避けてうまくシャンプーやすすぎができない場合は、無理しないでおきましょう。
タオルで体全体を拭いたあと、湿ったタオルで軽く拭く程度でもOKですよ。
少しでも負担を減らしたい!おすすめのシャンプーグッズ
猫はとにかく濡れるのが嫌い。
老猫の負担を減らすためにも、こういったグッズを使うのもおすすめです。
猫専用のシャンプー
私はゾイックのシャンプーを長年愛用していましたが、泡立ちも泡切れも良くて使いやすかったです。
トリートメントインなので、別でトリートメントする必要もありません。
こちらは短毛種用ですが、長毛種用もありますよ。
吸水性が高くて使いやすいタオル
しっかり水分を吸収してくれるタオル。
横が長いので、体を抱っこするように包んで拭けます。
左右に手を入れるポケットが付いていて、拭いているときにズレにくいですよ。
短毛種の猫であれば1枚でもいいですが、長毛種は2枚あると便利です。
泡が作れるソープディスペンサー
シャンプーと水を混ぜて使うソープディスペンサー。
ボタンを押せば泡が出るので、シャンプー液を作るのが面倒な人におすすめです。
片手で使えてピンポイントで噴射できるので、シャンプーの時短になりますよ。
老猫をお風呂に入れるときは手早く終わらせよう
老猫をお風呂に入れるときは、事前準備をしっかりすることが大事。
ブラッシングをして、浴室を片付け、シャンプーやタオルなどの準備を整えておきましょう。
ふき取りやドライシャンプーでキレイになるのであれば、他の方法を優先。
どうしようもないときだけシャンプーしてキレイに洗ってあげましょう!

大暴れするなら止めておくのも勇気にゃ

体調を崩すこともあるので無理をさせないようにしてくださいね!