こんにちは、こけしです!
私の愛猫はもともと耳垢が溜まりやすいタイプ。
老猫になってからはますます耳垢が溜まりやすくなり、コットンや洗浄液など、いろいろな掃除方法を試しました。
とくに夏場は耳垢が多くなり、ビックリするくらい溜まっていることも…。
正常な耳垢や異常なもの、耳掃除をするときの注意点を知っておくと安心ですよ。
この記事はこんな人におすすめです!
- 耳垢が溜まる原因が知りたい
- 黒い耳垢が溜まるのでダニや病気が心配
- 愛猫にあった方法で耳掃除してあげたい

耳掃除は気持ちいいにゃ…悪くないにゃ

慣れると気持ち良さそうにする猫は多いですよ
問題ない耳垢とそうじゃないときの判断基準
老猫の耳垢がたくさん溜まっているからといって、病気というわけではありません。
変わった行動がないか、今までと変化がないかなど、異常サインを見逃さないようにしましょう。
問題ない耳垢の特徴と症状
- 茶色っぽくてべた付きがある
- ほとんど臭いがしない
- 耳垢を取るとしばらく溜まらない
- 愛猫の様子がいつもと変わらない
猫の耳垢は、人間のものよりもべた付きが多いです。
ワックスのような質感で、耳の内側に茶色の垢が付いているのが一般的。
コットンやガーゼなどで拭くと取れる程度の量で、ほとんど臭いもしません。
掃除するとキレイになり、愛猫に変わった様子もなければとくに問題ないといえます。
動物病院に行ったほうがいい耳垢と症状
- 黒や緑などの変わった色をしている
- ネバネバしていて水分が多い
- 匂うと悪臭がする
- 耳を気にする素振りを見せる
耳ダニなどに感染すると外耳炎を発症しやすく、外耳炎が悪化すると中耳炎を引き起こすことがあります。
耳ダニやマラセチアに感染したときの特徴は、真っ黒・緑・黄色がかった耳垢、耳の穴をふさぐほどの垢が溜まる、膿が混ざったようなネバネバした垢が出るなど。
炎症を起こしてかゆみが出るため、耳を気にする素振りを見せやすいです。
しきりに耳のあたりを掻く、頭を振る、頭を傾けるなどの行動をしやすいですよ。
鼻を刺激するようなツンとした悪臭がしやすいため、耳を臭ってみましょう。
その他にも、外傷や異物混入、アレルギーなどが原因で炎症などが起こることも。
愛猫におかしな症状がないがチェックし、早めに動物病院で診察を受けましょう。
耳垢だけ持って行って検査を受けてもOK
愛猫が20歳のころ、耳垢を持って行って検査をしてもらったことがあります。
その頃は愛猫の体調が優れなかったため、かかりつけの動物病院に相談。
ひとまず耳垢を持参して検査をし、治療の必要があれば愛猫を連れて行く流れになりました。
耳垢だけ持っていくときは、乾燥しないようにラップに包んでジプロックに入れるのがおすすめ。
右と左、それぞれガーゼなどに取って持参しましょう。
老猫は年齢が高いので体力が低下しやすく、体調が悪いときもありますよね。
かかりつけの動物病院や獣医師であれば融通を利かしてくれることもあるので、不安があれば相談してみましょう。
耳垢が溜まりやすい猫のタイプと季節
猫の耳には自浄作用があるので自然にキレイになるとされますが、それでも耳垢が目立つことも。
個体差もありますが、とくにこういった猫は耳が汚れやすいです。
- 老猫
- 特徴的な耳をしている猫
- もともと皮脂が多い猫
耳垢は、皮脂や分泌液、角質やほこりなどが混ざったものです。
老猫は老化により、自浄作用が低下したり、皮脂の分泌異常が起こりやすいことから、耳垢が多くなりやすいです。
もともと耳垢が出ないタイプでも、年齢や体の変化で量が増えることがあります。
また、湿度が高いと皮脂や分泌液が増えやすいため、春~夏になると耳垢が増えがち。
折れ耳のスコティッシュフォールドは通気性が悪く、アメリカンカールは耳が反っているため構造上の問題で汚れが溜まりやすいです。
老猫の耳掃除をするときは洗浄液とガーゼがおすすめ
私の愛猫はもともと耳の中が汚れやすいので、いろいろと試してきました。
その中でおすすめなのは、洗浄液とガーゼを使う方法。
老猫は高齢なので、できるだけ負担が少ない方法で耳垢をキレイにしてあげましょう。
耳掃除するときの手順
やり方は、ガーゼに洗浄液をつけて耳の中を拭くだけ。
絞っても水分がしたたらない程度に濡らし、優しく拭きとってあげましょう。
指にガーゼを絡ませて拭いたり、ガーゼを丸めて掃除すればOKです。
耳の奥まで拭く必要はないので、見えている部分を撫でるように拭きましょう。
コットンを使ってもいいですが、ガーゼは表面に凹凸があるので汚れが取れやすいです。
綿のカスも出ないので、個人的にはコットンよりもおすすめです。
使いやすいおすすめグッズ
こちらの商品は耳専用ではなく、全身に使えるタイプです。
イヤークリーナーなどの専用グッズは使いきれずに余ることもありますが、こちらは用途が広くて便利。
老猫は高齢のため耳垢だけではなく、さまざまなトラブルが起こりがちです。
目やに・あごニキビ・保湿・フケ予防などにも使えて便利ですよ。
老猫の耳掃除をするときのよくある疑問
いざ耳掃除をするとなるといろいろと疑問がでてきますよね。
ここでは、実体験をもとに疑問に答えていきますね。
耳掃除をするペースはどれくらい?
個体差がありますし、季節によっても変わってきます。
1週間~1ヵ月に1回のペースでチェックし、耳垢が溜まっていれば掃除しましょう。
綿棒を使って耳掃除してもいいの?
動物病院では綿棒を使って耳掃除しますが、綿棒は扱いが難しいです。
私も試したことがありますが、暴れたり急に動くと危ないので神経を使います。
猫の耳は薄いし、綿棒のは先端が細くて力が入りやすいので、無理に使う必要はないですよ。
イヤークリーナーを耳の中にいれても大丈夫?
イヤークリーナーを耳の中に入れる方法は注意が必要です。
どうしても嫌がるのでストレスを与えることに…。
頭を強く振って水を出したり、お風呂場で使う必要があるため、老猫に向いているとは言えません。
愛猫が若い頃に試したことがありますが、嫌がり方がすごかったので1回で止めました。
耳のトラブルを引き起こすこともあるので、拭いてあげるのがおすすめです。
オリーブオイルは洗浄液の代わりになる?
耳垢は皮脂などからできているため、オイルを使うと取れやすいとされます。
ですが、過去に私も試したことがありますが、愛猫には不評でした。
少量をガーゼに付けて表面を拭いただけですが、独特の香りがするからかしばらく機嫌が悪かったです…。
トラブルが起こらないとも限らないので、洗浄液を使うのがおすすめです。
日頃から飼い主さんがチェックしてあげよう
老猫や特徴的な耳をしている猫は、耳垢が溜まりやすいです。
色がおかしい、臭い、頭を振るなどの症状があるときは、病院で検査を受けましょう。
正常な耳垢の場合は、1週間~1ヵ月に1回ほどのペースでチェックし、汚れがあればキレイにしてあげてください。

無理矢理つかまえて掃除するのは止めてほしいにゃ

顔や耳を撫でた流れで掃除すると拒否されにくいですよ!