こんにちは、こけしです!
老猫が吐くと心配になりますよね。
私の愛猫は若いころはほとんど吐くことはありませんでした。
しかし、老猫になってからよく吐くようになり、毎日吐くこともあれば、便秘が原因で吐くことも…。
老猫が吐くと慌ててしまいますが、そんなとき飼い主はどうすればいいのか見ていきましょう!
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫がよく吐くので理由や原因が知りたい
- 吐かないように対策をしたい
- 動物病院に行くべきか知りたい
老猫になると吐きやすくなるにゃ
飼い主が対策すれば改善することもありますよ!
老猫が吐くよくある理由3選!それぞれの特徴&対処方法
老猫は、空腹・消化の問題・便秘が理由で吐くことが多いです。
毎日吐くこともあるため、しっかり対策をしてあげましょう。
空腹で吐く
空腹状態が続くと、胃酸や胆汁が逆流して吐くことがあります。
老猫が吐くものが、透明や白い泡のような液体であれば胃酸、黄色の液体であれば胆汁の可能性が高いですよ。
高齢になると消化に時間がかかるので、どうしても1回で食べる量が少なくなります。
食べる量が少ないと、次のご飯の時間までお腹がもちません。
空腹状態になって胃酸などが逆流し、吐くという流れです。
対策方法は、とにかく空腹状態にさせないことです。
老猫が1回で食べられる量によっても異なりますが、3~6時間に1回何か食べさせるのがおすすめ。
私の愛猫は早朝に吐くことが多かったので、寝る前にご飯を食べさせたり、ご飯や猫用ミルクを置くようにすると、空腹で吐くことはなくなりました。
カリカリが食べられる老猫の場合は、自動給餌機を使うのもおすすめです!
消化できなくて吐く
ご飯が合わないと、消化できずに吐いてしまうことがあります。
人間の場合も、高齢になると、胃がもたれやすくなったり、唾液などの分泌液が減って喉に詰まりやすくなりますよね。
老猫も人間と同じで、ご飯が合わないと吐くことが多くなります。
消化できずに吐いたり、唾液などの分泌液が減って詰まらせて吐いたりしますよ。
老猫が吐くものが、茶色のドロドロや、ご飯そのままの状態ということは、消化ができていないということ。
老猫が毎日のように未消化のご飯を吐くのであれば、ご飯を見直してあげましょう。
対策方法は、消化しやすいご飯を与えることです。
穀物が少ないフードや小粒タイプなど、食べやすくて消化のよいものを選びましょう。
消化機能がかなり衰えた老猫の場合、ドライフードを食べると消化できずに吐くことも。
いくつかのドライフードを試しても毎日のように吐くのであれば、フードプロセッサーで砕いたり、お湯でふやかしたり、ウエットフードに切り替えるのがおすすめ。
私の愛猫の場合は、油分が多いフードを食べると高確率で吐いていました。
ドライフード、ウエットフードのどちらも合う合わないがありますから、様子を見て愛猫にあったご飯を探してあげてくださいね。
便秘などで踏ん張って吐く
なかなかうんちが出ず、踏ん張りすぎてそのまま吐くことがあります。
老猫になると、運動量が減ったり後ろ足の筋力が弱くなったりします。
消化機能も衰えてくるため、うんちを出すのも一苦労。
そのため老猫は便秘になりやすく、つい踏ん張りすぎて吐くことがありますよ。
トイレの時間が長い、コロコロうんちしか出ないなどは、便秘のよくある症状。
思い当たることがあるなら踏ん張りが原因で吐いている可能性が高いですよ。
対策方法は、うんちが出やすい状態や環境を作ってあげることです。
老猫になると筋力が落ちて排便しにくくなるのは当然なので、飼い主がサポートしてあげましょう。
人間と同じで、水分や食物繊維をしっかり摂ると出やすくなります。
ウエットフードや食物繊維を多く含むフードに切り替えたり、お腹や腰あたりを撫でてマッサージしたりして様子を見るのがおすすめ。
また、柔らかい猫砂よりも固い猫砂の方が踏ん張りやすいため、猫砂を変えるのも効果的ですよ。
老猫が吐くのは危険?病院に行くかどうかの判断基準
生理現象のひとつとして吐くこともあれば、慢性的に吐くこともあります。
老猫は高齢のため、病気をすると手遅れになってしまうことも…。
腎臓病や胃腸炎、甲状腺機能亢進症などの病気の可能性もあるので、しっかり判断しましょう。
嘔吐物の色や状態がおかしくないかどうか
老猫は体の衰えにより、吐く頻度が多くなりやすいです。
空腹・消化の問題・便秘などが理由で、黄色の液体や透明な泡、ドライフードなどのご飯をそのまま吐くことが多いですよ。
しかし、下記の場合は、病気や誤飲などの可能性があるので動物病院へ行きましょう。
- 血が混ざっている
- 異物が混入している
- 緑色など普通とは違う色をしている
- 薬や便のような臭いがする
とくに、老猫が茶色の嘔吐物を吐くときは注意深く観察しましょう。
異物や緑色などはパッと見で分かりやすいですが、茶色の嘔吐物は分かりにくいです。
猫用フードは茶色のため、ご飯をそのまま吐いているように見え、血が混ざっていることに気付かない場合があります。
血液の塊がないか、部分的に茶色くないかなどもチェックしてください。
食欲や元気があるかどうか
老猫が吐くときは、食欲があるかないか、元気かどうかも確認しましょう。
人間もそうですが、病気や誤飲などで吐く場合、元気や食欲がないことが多いです。
- ぐったりとして元気がない
- いつもとは違う行動をする
- ご飯やオヤツを食べようとしない
吐いた後に、けろっとしていたり、ご飯を欲しがるようであれば、一時的に吐いただけの可能性が高いです。
しかし、上記のような症状があるときは、動物病院に連れて行きましょう。
愛猫が好きなオヤツを与えて反応を見るのもおすすめですよ。
吐く頻度や回数が多くないかどうか
老猫は吐くことが多いですが、頻度や回数が多すぎるときは注意が必要です。
たとえば、1日に4回以上、3日以上続けて毎日吐くなど。
消化器系の病気や誤飲が考えられるため、こういった症状がないかチェックしましょう。
- 1日に4回以上吐く
- 3日以上つづけて吐く
- 急によく吐くようになった
上記の頻度や回数はあくまで目安です。もともとよく吐く猫もいれば、ほとんど吐かない猫もいるため、今までの様子もふまえて判断してくださいね。
老猫は便秘が理由で吐くこともありますが、ただの便秘でも注意が必要です。
毎日のように吐く、何度も吐くなどであれば、脱水症状を引き起こすことも。
最悪の場合は命を落とすこともあるので、頻度や回数が多い場合は動物病院へ行きましょう。
老猫が吐いたときは注意深く観察しよう
- 空腹/消化しにくい/便秘の3つの理由で吐くことが多い
- 様子がおかしい/嘔吐物に異変があるときは動物病院へ行く
- 頻繁に吐くときは念のために動物病院へ行く
老猫は、空腹やご飯、便秘などで吐くことが多いです。
「吐く」というだけでは問題があるかどうか判断できないので、嘔吐物や症状、頻度なども観察してくださいね。
動物病院に行く場合は、嘔吐物をビニール袋に入れて持っていくとスムーズですよ。
具合が悪いときはすみでじっとしてることが多いにゃ
判断に迷ったときは病院に連れて行きましょう!