こんにちは、こけしです!
猫の聴覚は人間の4倍ほどあるとされます。
とくに高音を聞き取るのが得意で、生活の中でも耳の良さを活かしていますよ。
でも老猫になると、聴力が低下したり耳が聞こえないことも。
鳴き声が大きくなったりふらついたりと、変化が現れることもあります。
耳にトラブルがあると猫も不安になるので、できるだけ対処してあげましょう。
この記事はこんな人におすすめです!
- 愛猫の耳が聞こえないかどうかチェックしたい
- 動物病院に行くべきかどうか知りたい
- 聴覚が弱い猫と暮らすときの注意点が知りたい
- 耳のケア方法が知りたい

猫はハンター!もともと耳がいいにゃ

耳が遠いと不安になりやすいので配慮してあげましょう!
猫の老化や行動に関する詳しい記事はこちら↓
老猫の耳が聞こえない主な原因
- 老化
- 病気
- ケガ
- 遺伝
- 先天的難聴
猫は7歳ごろから老化が始まるとされ、高齢になったことで耳が遠くなることも。
外耳炎や疾患、病気やケガが原因のこともあれば、老猫になってから気付いただけで、もともと聴覚が弱いこともあります。
白猫や青い目の猫は、遺伝的な問題で聴覚障害をもちやすいといわれますし、生まれつき耳が悪いケースも。
高齢になってから耳が聞こえない場合は、老化が原因であることが多いですが、耳が悪くなる理由はさまざまですよ。
耳が聞こえないときのよくあるサインとチェック方法
- 今まで興味があった音にも無反応
- 鳴き声が大きい
- 耳をよく動かす
- 飼い主に気付かないことがある
- 歩きにくそう
- 老化現象や老化行動が多くなる
猫はもともとは耳がいいので、大きな音を嫌がりやすいです。
車や物が落ちたときの音、おやつを開ける音など、今まで反応していた音に無反応なときは、耳が聞こえない可能性があります。
自分の声も聞き取れなくなると、必要以上に大きな声で鳴くことも。
音を聞き取ろうとして、頻繁に耳を動かすのもよくあるサインです。
飼い主が後ろにいることに気付きにくいため、背後から急に現れたり触ったりしたときに、驚く仕草を見せることもあります。
聴覚は猫にとって大事な機能。
音が聞こえないことで感覚のバランスが崩れ、歩きにくくなることもあります。
また、老猫が老化で耳が聞こえないときは、目や鼻、運動能力なども衰えていることが多いです。
ジャンプが低い、寝ている時間が長い、トイレに時間がかかるなど、行動にも現れやすいですよ。
病院に連れて行ったほうがいいパターン
耳に何かしらのトラブルがあるときは、こういった症状がでやすいです。
様子を見ながら動物病院に連れて行きましょう。
- 耳垢が多い
- 耳の中が臭い
- 頭をふったり耳を気にする素振りが多い
- 耳を触ると嫌がる
猫がなりやすい耳の病気は、外耳炎や中耳炎、耳疥癬など。
炎症や細菌、ダニなどが原因でなることが多いです。
個体差があり、季節によっても違いますが、一般的な耳垢は薄茶色。
健康な猫であれば自然に取れるため、耳垢はそんなに溜まりません。
耳掃除をしてから1週間でびっしり耳垢が溜まっている、濃い茶色や黒い色をしている、嫌な臭いがする、ベタベタしているなどは、問題を抱えている可能性あり。
耳のトラブルがあると違和感があるため、頭をふったり耳を触ったりしやすく、耳周辺を触られるのを嫌がりやすいですよ。
耳にトラブルを抱えている可能性があるときは、早めに動物病院に行きましょう。
聴覚が弱い老猫と暮らすときのポイント3選
老猫は高齢ですし、耳が聞こえにくくなることは珍しいことではありません。
だけど、聴力が低下すると生活するのが大変。
愛猫が安心して暮らせるように、環境を見直しましょう。
視界に入ってから近づく
耳が聞こえにくくなっていると、周りの状況が把握しにくいです。
もともと猫は警戒心が強く、小さなことで驚いて飛び上がることもありますよね。
耳が聞こえにくい場合、急に背後から近づいたり触ったりすると、驚かせたり怖がらせたりするので注意。
後ろから近づくときは、できるだけ視界に入ってからにしましょう。
床をトントンと叩いて振動をだす、電気を付けたり消したするなど、猫に気付いてもらう方法もありますよ。
コミュニケーションを取る
耳が聞こえない、目が見えないなどの体の不調があると、猫は不安になりやすいです。
飼い主さんは、猫にとって安心できる存在。
撫でたり遊んだり、一緒にいる時間を作るなどして、コミュニケーションを増やしましょう。
近くに寄ってきたり作業しているときに邪魔してくるのは、構ってほしいサインでもあります。
不調があると構ってサインが多くなることもありますから、不安を解消するためにも、愛猫との時間を作ってあげてくださいね。
必要なサポートをしてあげる
老化が原因で老猫の耳が聞こえないときは、安全な環境づくりを心がけましょう。
耳だけ老化しているとは考えにくいですし、目や足腰なども衰えている可能性が高いです。
つまづきそうな段差をなくしたり、ステップを用意したりしましょう。
夜に部屋を散歩する猫の場合は、うっすらと電気を付けて見えやすくするのもおすすめ。
またぎやすいトイレを使う、首に負担がかかりにくいお皿を使うなど、愛猫が行動しやすいように対策してあげてくださいね。
耳が汚れたままだと炎症を起こしやすい
猫の耳は、通気性が悪くて汚れが溜まりやすい形をしています。
老猫は免疫力が低下するので炎症を起こしやすいですし、汚れているとよけいに聞こえにくくなるので、キレイに耳掃除してあげましょう。
耳掃除の頻度は、週に1回~月1回が目安。
暖かい季節や梅雨の時期は皮脂が多くなりやすく、たれ耳の猫は耳が汚れやすいので、観察しながら頻度を変えましょう。
耳の中をチェックして耳垢がついていたら掃除してあげてくださいね。
耳が聞こえにくい老猫におすすめのグッズ
耳掃除やおもちゃなど、耳が悪い猫におすすめのグッズを紹介します。
使い勝手がいいイヤークリーナー
耳掃除のときに、コットンなどに湿らせて使うイヤークリーナー。
こちらは、耳掃除だけではなく、涙やけ・肉球・顎ニキビ・ふけ・かゆみなどのケアもできます。
1本でいろんな部分のスキンケアができて便利。
ベタつきにくいタイプなので使いやすいですよ。
懐中電灯にもなるレーザーポインター
猫じゃらしのようにして遊べるLEDポインター。
おもちゃとしてはもちろん、背後から近づくときに光らせて知らせることができます。
上記商品は、切り替えればブラックライトや懐中電灯になりますよ。
トイレ掃除や非常時にも使えるため、愛猫が気に入ってくれなくても無駄になりにくいのもポイント。
愛猫をよく観察して対策しよう
聴覚の衰えも、老猫の老化症状のひとつ。
病気やケガなどが原因で耳が聞こえないこともあるので、異常な行動がないか、今までと変化したことがないかなど、よく観察しましょう。
動物病院に行ったり、耳掃除をしたり、生活環境を整えたりと、必要に応じて対策してあげてくださいね。

何とかできるのは飼い主だけ。頼んだにゃ…!

猫さんが快適に暮らせるようにサポートしてあげましょう