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老猫がトイレを失敗する理由!老化レベルごとの改善&対処方法

こんにちは、こけしです!

老猫がトイレを失敗するのは珍しいことではありません。

手前でする、トイレからはみ出す、トイレでしないなどは、老猫あるある。

しかし、好きでトイレの外で排泄するわけではないですし、飼い主も掃除が大変…。

こけし
こけし

トイレ問題って切実だよね…

ねこきち
ねこきち

どんな方法がいいかは猫それぞれだから、ちゃんと様子をみて選ぶにゃ!

この記事はこんな人におすすめです!

  • トイレを失敗する理由が知りたい
  • 老猫がトイレを失敗して困っている
  • 老猫がトイレをするときに大変そうなので何とかしてあげたい
  • トイレ失敗を解決する具体的な解決方法を知りたい

高齢になると足腰が弱くなるため、トイレを失敗しやすくなります。


トイレには段差がありますが、人間からするとわずかでも、体の小さな猫からするとそれなりの高さがありますよ。

人間と同じで、歳をとると段差を超えるのが大変。

老猫になると足腰が弱くなるのでトイレの段差を超えにくくなり、床やトイレの手前ですることがあります

また、排泄機能を動かすには筋肉が必要です。

筋肉が衰えることで、成猫のように効率よく排泄ができなくなり、お漏らしすることもありますよ。

体の機能だけではなく、年齢とともに認知機能も衰えやすいです。

たとえば、家の中で迷う、意味もなく歩き回る、飼い主やオモチャに無反応になる、などの症状がでてくることも。

なんと、15歳以上の老猫の半数ほどが、何かしらの認知症状があるとされています。

認知症とまではいかなくても、だんだんと認知機能が衰えていくのはごく普通のこと。

トイレを探して鳴く、ウロウロするなどの行動をする老猫もいますよ。

猫はもともと泌尿科系の病気にかかりやすいです。

膀胱炎・腎臓病・糖尿病など、トイレのトラブルに繋がりやすい病気でもあります。

老猫は長く生きているのそれだけ病気にかかりやすく、病気が原因でうまくトイレができないことも。

病気かどうかは獣医師の診断が必要です。

治療や薬、食事療法で改善することもありますから、トイレの失敗が続くようであれば、念のために診断を受けてみましょう。

成猫のトイレの回数は1日2~3回とされていますが、老猫はトイレの回数が多くなりやすいです。

腎臓病は猫がかかりやすい病気のひとつ。

「15歳以上の老猫の80%が腎臓病」「老猫の3頭に1頭が腎臓病」ともいわれています。

腎臓病とまではいかなくても、腎機能が衰えている老猫は多くおり、腎機能が衰えると水を飲む量が増えます。

トイレの回数が多くなることで、その場で漏らしたり、トイレ手前ですることが多くなりますよ。

高齢の老猫は、若いころと比べてこだわりが強くなりやすいです。

食べ物や器をより好みしたり、水の飲み方などにこだわりがあり、頑固になってくることも。

「今まで使っていたトイレが気に入らなくなった」「トイレが汚れていて使いたくない」などの理由で、トイレを使わなくなるケースもありますよ。

老猫の老化レベルごとに紹介!トイレ失敗の対処方法6選

足腰はそんなに弱っておらず、低い段差ならジャンプも披露する元気な老猫におすすめ。

病気でもなく元気なのであれば、トイレが遠い、うっかりトイレの場所を忘れた、トイレが気に入らないなどの理由が考えられます。

トイレの数を増やすことで使ってくれることもあるので、新しいトイレを設置しましょう。

ご飯スペースと休憩スペースの間など、気付きやすい場所に置いてあげてくださいね。

大きな衰えはなく老猫のわりに元気で、トイレの周りや手前で排泄する老猫におすすめ。

トイレ周りで排泄するということは、トイレの場所はしっかり覚えています。

猫砂によっては踏ん張りが利きにくく、好みもあるため、猫砂を変えると効果がでることもありますよ。

ジャンプなどはほとんどしなくなり、段差を登るときに「よいしょ」と勢いが必要な老猫におすすめ。

足腰が弱くなっているため、段差をなくしてあげるとトイレが使いやすくなりますよ。

スロープはお店で販売しています。

段ボール製はリーズナブルで、削って高さを調整することもできて便利。

また、バスタオルやマットなどを重ねてスロープ代わりにする方法もあります。

たった1cmでも猫には大きな差ですし、高さの好みはそれぞれ。

使い始めはつまづく可能性があるので注意しつつ、様子を見ながら高さを調整してあげてくださいね。

段差に戸惑ったり、スロープを登るのも大変そうな老猫におすすめ。

トイレの手前でする、トイレからはみ出すときも効果的です。

足腰が弱っていているとまたげない可能性が高いため、ふちの低いトイレを用意してあげましょう。

お店で販売していますが、ホームセンターにある園芸用の大きなトレイでも代用できます。

ただし、園芸用はツルツルしているため、滑り止めを付けましょう。

前足だけトイレにかけて排泄することがあるので、周りにペットシーツを敷いてくださいね。

少しの段差で辛そうにしており、目に見えて老化している老猫におすすめ。

老猫のトイレはふちが低いほうが向いていますが、それでも難しいようであれば、ペットシーツを使いましょう。

床の上などに防水シートを敷き、その上にペットシーツを敷きます。

戸惑わないように、トイレを置いていたところに設置し、使っていた猫砂をペットシートの上に乗せます。

砂が飛び散らないように囲いをつけてもいいですが、囲いがない方が使いやすいですよ。

ある程度は仕方がないため、砂が飛び散ったら掃除しましょう。

自由に動くことができない、自分でトイレに行けない老猫におすすめ。

横になって排泄すると体が汚れてしまいますし、毎回拭いているとストレスを与えるため、可能なら装着しましょう。

もっと早い段階でおむつを付けてもいいですが、嫌がることが多いので難しいところです。

嫌がって暴れたり、不快感からストレスを与えかねませんし、おむつは最終手段。

自分で排泄しに行こうとするうちは、猫の意思を尊重してあげたほうがいいかもしれません。

まとめ

  • 老猫がトイレを失敗するのはごく普通のこと
  • しっかり愛猫の様子を観察する
  • 愛猫に合ったトイレ対策方法を選ぶ
こけし
こけし

逆効果だから、トイレを失敗しても怒らないことが大事!

ねこきち
ねこきち

猫は褒められてこそ伸びるにゃ

老猫になると体が衰えるため、どうしてもトイレを失敗しやすくなります。

16歳の猫は人間でいうと80歳。18歳の猫は人間でいうと88歳

スムーズにトイレができないのは当然ですから、老猫のためにトイレを見直したり環境を整えてあげましょう。

どれだけ失敗しようがきちんと排泄できるだけで立派なので、たっぷり褒めてあげましょう!

ペットなどの記事を執筆するフリーライター。
24歳まで生きてくれた猫の飼い主。

猫の虜となり、健康で楽しく過ごしてもらうために猫の勉強をし、さまざまな方法を試行錯誤。ネットや本を読み漁り、愛猫のためになる情報を血眼で探して実践。

失敗や後悔も山ほどあり「あのときに私が見たかった老猫サイト」を目指している。

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