こんにちは、こけしです!
老猫は高齢なので、シャンプーをするのは心配ですよね。
汚れや被毛のトラブルがあっても、ストレスや負担を考えるとなかなか洗えません。
そんな老猫には、蒸しタオル浴がおすすめ。
体を温めながら手入れできるので、健康的なメリットもありますよ。
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫に負担をかけずに体をキレイにしたい
- お風呂やシャンプーの代わりになるケア方法が知りたい
- 蒸しタオル浴のやり方や注意点が知りたい
お風呂は時間がかかるし疲れるにゃ…
頻繁にシャンプーできない老猫におすすめの方法です
負担の少ないお風呂の入れ方を知りたい人はこちらもチェック↓
蒸しタオルの効果とメリット
老猫の体を蒸しタオルで拭くと、汚れが取れやすく清潔さを保ちやすいです。
さらにプラス効果にも期待ができますよ。
清潔で安全性が高い
室内は意外に汚れていますから、定期的に体を拭けばキレイさが保てます。
猫は掃除が行き届かないようなところでも入っていきますし、毛があるため、ほこりやチリなどが付着しやすいです。
猫も皮膚から皮脂がでますし、飼い主の皮脂や汗が付いてしまうことも。
蒸しタオルは、お湯とタオルしか使わないので安全。
口に入っても無害ですし、目や耳、お尻まわりなど、老猫のデリケートな部分もふき取れますよ。
手軽に手入れできる
蒸しタオルは、お湯やレンジで簡単に作れます。
準備するのはタオル数枚だけなので、コスパが良く、時間もかかりません。
シャンプーが残らないように何度も洗い流す必要がなく、全身がずぶ濡れにならないので乾かすのも楽。
簡単にできるので、老猫も飼い主も負担が少ないですよ。
体の温め効果に期待ができる
蒸しタオルは温かいので、血行促進、肩こり改善、リラックス効果に期待ができます。
猫も人間と同じで、運動不足や気温が低いことで、血行不良になることも。
血行不良になると猫も肩が凝ると言われています。
猫は温かいものが好きですし、リラックスさせながら体をあたためてあげましょう。
老猫に蒸しタオル浴が向いてる理由
良かれと思って老猫をお風呂に入れると、ストレスが原因で体調を崩すことも。
老猫と蒸しタオルは相性がいいので、お風呂の代わりとして取り入れましょう。
高齢猫は毛づくろいが減りやすい
猫はキレイ好きなので、起きてる時間の3割ほどを毛づくろいに使っているといわれます。
毛や皮膚を舐めることで抜け毛を取ったり、清潔に保っていますよ。
また、猫の唾液には殺菌作用があり、感染症リスクも減らしているともいわれます。
しかし高齢猫は、体が固くなったり痛みを感じやすく、毛づくろいの時間が減りがち。
毛づくろいが減ると、被毛や皮膚トラブルが起こりやすくなります。
老猫は、飼い主がブラッシングするだけでは足りないこともあるので、蒸しタオルも取り入れてみましょう。
お風呂代わりになるので負担が減る
蒸しタオル浴は負担が少ないため、老猫におすすめです。
猫は本能的に濡れるのを嫌います。
老猫には負担が大きすぎるため、できるだけお風呂は避けたいところ。
猫はキレイ好きですし、自分で毛づくろいするので、基本的にお風呂は必要ありません。
しかし老猫は、毛づくろいをしないことも多く、免疫力も下がりやすく、トイレを失敗して糞尿がついてしまうことも。
蒸しタオル浴は、温かいタオルで拭くので、ただ拭くよりも汚れが落ちやすいです。
負担が少ないので、汚れが目立つとき、皮膚・被毛トラブルがあるときなど、お風呂の代わりに試してみましょう。
痛みや冷えの改善に期待ができる
人間と同じで、高齢猫は体の痛みや冷えを感じやすいです。
老猫になると運動量が減りますし、筋肉が落ちることで代謝も減り、体が冷えやすくなります。
肩の凝りや腰・関節の痛みなども感じやすいです。
蒸しタオルは、血行不良や体の痛み改善に期待ができますよ。
タオルであっためながらマッサージして、老猫の体をいたわってあげましょう。
蒸しタオルとドライシャンプーはどっちがいい?
老猫と蒸しタオルは相性が良いですが、ドライシャンプーも使いやすくておすすめ。
どんなときに使うのが良いのか、違いを知っておきましょう。
蒸しタオルのメリットは、老猫への負担が少なく、頻繁にできること。
体を温めながらマッサージもできるため、健康的なメリットもあります。
蒸しタオル浴は、肩こりや腰痛改善、皮膚・被毛トラブル予防など、日常のお手入れのひとつとして取り入れたい人におすすめ。
ドライシャンプーは、普通のシャンプーと比べると、低刺激で洗浄力がそこまで強くないものが多いです。
負担が少ないため、老猫にも使いやすいですが、洗浄成分が入っているため、頻繁に使うのはおすすめしません。
ドライシャンプーは、日常的なケアではなく、汚れや皮脂を落としたいときにおすすめです。
誰でも簡単!蒸しタオル浴のやり方
老猫に蒸しタオル浴をするときは、以下の方法で行っていきます。
初めてのときは嫌がることもあるので、様子をみつつ、少しずつ慣れさせましょう。
ステップ1 タオルを温める
レンジを使うときは水で濡らしたタオルを500Wで1分ほど温め、お湯を使うときは40度くらいのお湯につけてから絞りましょう。
猫の皮膚は人間よりも薄いため、温度に注意。
目安は、自分の首や顔に5秒間あてても熱くない程度です。
レンジでチンするときは、端っこなどが部分的に熱くなることも。
熱すぎないかどうか、しっかりチェックしてくださいね。
ステップ2 顔周りを拭く
全身を包むようにして、猫に蒸しタオルをかけます。
タオルに付いた毛やゴミが目などに入ることがあるため、まずは顔まわりを拭きましょう。
目のまわり→口のまわり→耳のまわりの順番で拭くと清潔です。
蒸しタオルをかけて温めつつ、撫でるように拭いてあげてください。
目ヤニなどが付いてカピカピになっているときは、少し長めに蒸しタオルをあて、ふやかしてから取りましょう。
ステップ3 体を拭く
顔が拭けたら、次は体全体を拭いていきます。
首まわり→背中→腰→足→しっぽ→お尻まわりと、毛並にそって拭いていきます。
首から肩はこりやすい部分なので、肩こりを緩和させてあげたいときは、首や肩を温めてあげましょう。
腰痛が心配なときは、腰回りをしっかり温めるのがおすすめ。
老猫は肩こりや腰痛がでてくることがあるため、温めながら、もみ込むように優しくマッサージしてあげてくださいね。
ステップ4 乾いたタオルで拭く
濡れたままだと寒いので、蒸しタオルを使ったあとは乾いたタオルで拭きましょう。
生乾きだと体温が低下し、カゼを引いたりお腹を壊して下痢をすることも。
逆に冷えてしまうので、ドライヤー、水分を吸収しやすいタオル、こたつなどを使ってしっかり乾かしてあげてくださいね。
老猫に蒸しタオル浴をするときのポイント
老猫が蒸しタオルを嫌がるときは、無理をさせないことが大事です。
以下のポイントをおさえながら拭き、少しずつ慣れさせましょう。
撫でるように拭く
老猫に蒸しタオル浴をするときは、いつものように優しく撫でてあげてください。
こすって汚れを落とすのではなく、蒸気で汚れを浮かせてキレイにするイメージです。
タオルをかぶせ、いつも撫でてるときのような仕草で拭くのがコツ。
タオルでゴシゴシ拭くと嫌がりやすいですが、手で撫でるときと同じように触れば、猫も嫌がりにくいですよ。
蒸しタオルを2枚用意する
途中でタオルが冷めてしまいやすいので、最初から2枚用意しておくのがおすすめ。
あっため直す間に猫が逃げてしまうことが多いため、最初に準備しましょう。
1枚目を使いながら温度を確認し、冷えてきたら2枚目を使います。
大人しい猫であれば、洗面器にお湯を入れ、冷める度にあっため直してもOK。
そうではない場合は、事前に用意しておくとスムーズです。
できるだけ固く絞る
体が濡れてしまうので、できるだけ固く絞った蒸しタオルを使いましょう。
固く絞ったほうが、後で拭くときに楽ですし、嫌がりにくいです。
汚れが気になる、固く絞ったタオルだと汚れが落ちないときは、緩めに絞ったハンドタオルや、コットンを用意しておくのがおすすめ。
全身が濡れると嫌がるため、とくに汚れている部分だけ、水分が多いタオルやコットンで拭いてあげましょう。
蒸しタオル浴が終わったあとは、上記のような水分をしっかり吸収するタオルを使うのがおすすめ。
早く乾けば、それだけ老猫の負担が少なくなりますよ。
蒸しタオルを使って老猫の健康をサポートしよう
蒸しタオルは、お湯しか使わないので安全。
あたため効果もあり、冷えや肩こり・腰痛にも効果が期待できる優れものです。
老猫は毛づくろいがしにくいため、汚れや皮脂が残りがち。
ブラッシングとあわせながら、蒸しタオル浴でサポートしてあげましょう。
あったかくて気持ちいいにゃ。悪くないにゃ…
あったかいので、慣れると猫も好みやすいですよ!