こんにちは、こけしです!
猫は、7歳からシニアといわれる年齢。
老化が始まり、筋力・体力・視力などが低下して運動が減りやすいです。
老猫は、1日10分ほどの運動が必要だといわれます。
なかなか動かない猫もいるので、老猫におすすめの運動方法、運動代わりになる方法などを紹介しますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫でも運動をしたほうがいいのか気になる
- 年齢にあった運動方法が知りたい
- 運動させるときの注意点が知りたい
- 老猫でも遊びやすいおもちゃを知りたい
老猫は運動不足になりやすいので飼い主さんがサポートしよう!
動けばストレス解消にもなるにゃよ
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老猫にも運動が必要な理由
栄養満点の食事だけでは健康をキープできません。
老猫になるとまったり過ごす時間が増えますが、運動も必要ですよ。
筋力が落ちて関節が弱くなる
筋肉にはこういった役割があります。
- 体を動かす
- 体温の調整
- 免疫力の維持
- 関節のサポート
人間と同じで、運動をしないと筋力が低下します。
歩いたり動いたりするときはもちろん、排泄をするときも筋力が必要。
筋肉がないと、体が冷えやすくなって免疫力が下がってしまうことも…。
関節は着地時などに衝撃を吸収していますが、筋肉がサポートすることでダメージを軽減させていますよ。
筋肉が少ないとサポートできなくなり、関節炎を起こすことも。
「運動しない→筋力が低下→不調が起こりやすい→より運動不足になる」という悪循環!
高齢になるとただでさえ体調を崩したり病気になりやすいので、なるべく遊びや運動をさせましょう。
肥満が原因で病気になることがある
運動しないと消費カロリーが減り、太りやすくなります。
たとえば、こういった病気を引き起こすといわれます。
- 糖尿病
- 心疾患
- 高血圧
- 皮膚病
糖尿病・心疾患・高血圧は、肥満の代表的な病気です。
老猫は高齢のため、基礎代謝が落ちやすいです。
今までと同じ量のフードを食べて運動しないとなると、余計に太りがち。
太ると毛づくろいしにくくなるため、肌や被毛のケアが不十分になり、皮膚病になることもあります。
運動不足だと猫も認知症になりやすい
認知症になる原因のひとつが運動不足だとされます。
老猫が認知症になると、こういった症状がでやすいです。
- 意味なく歩き回る
- トイレを失敗する
- 夜鳴きする
- 呼びかけに反応しない
猫の場合、10歳~15歳くらいになると脳が衰えやすいです。
運動は脳や体への刺激になるため、適度に体を動かすことは認知症の予防にもなりますよ。
認知症は完治することはできません。
しかし、運動をして刺激を与えることで、発症しにくくしたり、進行を遅らせることができるとされます。
私の愛猫は24歳まで生きてくれましたが、認知症ではありませんでした。
老猫になってからも運動もしていたので、その効果もあったのかなと思います!
老猫に運動させるときの注意点
老猫に運動不足を解消させるのは、健康のため。
ケガをすれば逆効果なので遊び方に注意してくださいね。
無理に激しい運動をさせない
老猫は、筋肉が落ちていて関節も弱くなりやすいので、激しい運動をさせずに愛猫に合ったことをさせましょう。
ポイントは以下のとおり。
- 健康状態にあわせた運動をする
- 動かないならおやつを活用する
- 1回の時間は短くていいので毎日継続する
元気な老猫は、猫じゃらしやボールなどのおもちゃで遊んだり、低めのキャットタワーを用意するのがおすすめ。
高いキャットタワーは危ないので、高さを調整しましょう。
運動量がかなり落ちている老猫は、段差を上ったり下りたりする程度でも十分です。
高さ20cmくらいのステップならジャンプしなくても上れるので用意してあげましょう。
トンネルや噛んで遊べるような負担の少ないおもちゃも向いています。
老化が目に見えて分かる老猫は、平らな場所を歩かせるだけでもOK。
無理をさせず、フードやおやつで誘導しつつ様子を見ましょう。
老猫は1日10分ほどの運動が必要とされますが、一気に運動させる必要はありません。
1日トータルの目安ですし、無理せず毎日継続することを優先しましょう。
ジャンプなどの上下運動をさせる必要はない
猫には上下運動をさせた方がいいとよく言いますが、激しい運動は老猫には必要ありません。
上下運動は、猫の筋肉を鍛えるのに効果的。
しかし、老猫は高いキャットタワーで遊ばせたりジャンプをさせる必要はありませんよ。
転倒する可能性があり、足腰に負担をかけるので止めておきましょう。
段差やステップの上り下りも、立派な上下運動。
高齢の老猫にはそのくらいで十分なので、無理をさせないことが大事です。
猫じゃらしで遊ぶときも、目線くらいの高さで遊ぶようにしてくださいね。
ケガをしないように対策する
老猫を遊ばせるときは、ケガをしにくい環境を整えましょう。
- 床ではなく柔らかいものを敷く
- 滑り止め対策をする
- ゆっくり遊ぶ
床は固いので足腰へのダメージとなりますから、カーペットなどの柔らかいものの上で遊びましょう。
滑ってしまうこともあるため、滑り止め対策も忘れずに。
私は部屋のあちこちにジョイントマットを敷いていましたが、裏に養生テープを貼って滑り止めにしていました。
養生テープはキレイにはがせるので便利。
両面テープのようにして貼れば滑り止めになりますよ。
あと、愛猫は布団が好きだったのもあり、布団の上で遊ぶこともありました。
老猫は好奇心が衰えるなどの理由で遊ばなくなりますが、ときには活発に遊ぶことも。
体に負担をかけてしまうので、おもちゃに興奮しても、活発な遊び方は止めておきましょう。
猫じゃらしなどもゆっくり動かして、激しく動かさないようにしてくださいね。
運動代わりになる日常生活の工夫
猫は気まぐれな動物なので、運動しないときは工夫しましょう。
思い通りにいかないとき、運動できないほど老化しているときに、実際に私がやったことを紹介します。
歩くだけで運動ができる配置にする
愛猫の気が乗らないこともあり、毎日遊ぶのは難しかったです。
なので、歩くだけで運動できるように家具を工夫して配置していました。
家具を配置するときのポイントは以下のとおり。
- 所々段差ができるように配置する
- ジャンプしなくても進めるようにする
- 外が眺められるように設置する
平らな床を歩くよりも、段差や上り下りがある方が運動になります。
今使っているソファーやテレビボート、棚などを猫がつたって歩けるように配置しましょう。
簡単にまたげるように、段差は20cmくらいにしておくのがポイント。
また、カラーボックスを使うのもおすすめ。
三段タイプ、一段タイプ、細いタイプなどあるので、組み合わせやすいですよ。
猫は外を見るのが好きですし、日光浴が必要。
窓に繋がるように配置すれば好んで使ってくれやすいです。
何ヶ所かにフードを置いて探させる
1食分のフードを何ヶ所かに分けて置き、宝探しの要領で運動させる方法です。
ポイントは以下のとおり。
- 食欲があって嗅覚が衰えていない猫向き
- 3~5ヶ所くらいに分けて置く
- 難しい場所に置かない
歩いて探すので運動になりますし、脳が刺激されるので認知症予防にもなります。
猫に運動させることが目的なので、置くところを見られたり、あとを付いてきてそのまま食べてもOK。
見つけられないと意味がないので難しい場所は止めましょう。
猫が行きやすくて見つけやすい所など、置き場所も工夫してくださいね。
嗅覚が衰えている、食欲があまりない老猫の場合は、逆効果になることがあるで注意。
ふてくされて食べないこともあるため、様子を見ながら試してくださいね!
マッサージをして筋肉を刺激する
マッサージはリラックス効果がありますし、筋肉や脳に刺激を与えられます。
マッサージのポイントは以下のとおり。
- 優しく揉むように撫でる
- タイミングを見計らう
- 嫌がるなら止める
顔周り・アゴ下・首・耳周り・肩・腰・足など、猫にもたくさんのツボがあります。
素人には難しいので、猫が気持ち良さそうなポイントを撫でるようにマッサージすればOK。
手で包み込むようにし、撫でながらモミモミしましょう。
前足や後ろ足にもツボがありますが、足は嫌がることが多いので様子を見ながら。
触っても嫌がらないときは、肉球を軽く揉みましょう。
あまり動けない猫、面倒がって運動しない猫、運動量が少ない猫にもおすすめ。
ただし、何かしてるときや寝てるときは止めておきましょう。
何もせずまったり過ごしているときにし、嫌がるなら止めることも大事です。
老猫でも運動しやすいおすすめグッズ
猫じゃらしなどを使って遊ぶのもいいですが、老猫は好奇心が減りがち。
自然に使ってくれるように、おもちゃ選びも工夫しましょう。
コンパクトな爪とぎおもちゃ
立って爪とぎするのが好きな老猫におすすめ。
爪とぎするだけでも運動になりますし、上記のようにボールやおもちゃが付いたものなら、ついでに遊んでくれるかも。
こちらは子猫用ですが、サイズが小さくて手が届きやすいので老猫も遊びやすいですよ。
くつろぎながら遊べるトンネル
中に入って探検したり、まったりくつろげる猫トンネル。
上記の商品は取り外し可能で、筒形で使うこともできますし、畳んで収納できて便利です。
もぐるのが好きな猫におすすめですよ。
伸び運動もできるブラシ
粘着テープで貼り付けるタイプのブラシ。
テーブルの足や棚に貼ることができるタイプです。
私の愛猫は角に頭をこすり付けるのが大好きで、こちらも頻繁に使っていました。
クネクネと全身を動かすので、全身の運動にもなっていたと思います!
使い勝手がいいステップ
ソファーやベッド、出窓などの前に置けば、上り下りの運動ができます。
上記のステップは、おもちゃが付いているので遊びにも使えますよ。
これから介護が必要になったときも使えて便利。
ステップを選ぶときは、上記商品のように頑丈で滑らないものがおすすめです。
健康でいてもらうために運動不足を解消しよう
食事・運動・睡眠は健康でいるための重要な要素。
人間が動かずにいると、病気になったりストレスが溜まったりしやすいのと同じです。
おもちゃを選ぶときは、猫が自分のペースで遊べるものがおすすめ!
段差を作ったりフードで誘導したり、マッサージも取り入れながら運動不足を解消してくださいね。
さあ、我々を運動させてみるにゃ
おもちゃを使わなくても工夫して運動させましょう!