こんにちは、こけしです!
高齢になると、まったりする時間が増えたり寝る時間が長くなったりしますよね。
しかし一方で、老猫になるとうるさいほどによく鳴くようになったという猫もいます。
夜中に鳴く、トイレの周りで鳴くなどし、鳴き声が大きくて目が覚めてしまうことも…。
24歳まで生きてくれた私の愛猫も、18歳ごろからよく鳴くようになりました。
老猫がよく鳴く理由は主に3つあるので、それぞれの特徴や対策方法を紹介していきますね!
猫は言葉をしゃべれないから、必死で鳴いてるにゃ
どうして鳴くのか、まずは飼い主さんが理解してあげよう!
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫が鳴く理由を知りたい
- 老猫が大きな声で鳴くときの対処法を知りたい
- 病院に連れていくべきかどうかの判断基準が知りたい
こちらの記事は夜泣きについて詳しく書いてあるので、チェックしてみてくださいね。
【老猫が鳴く理由1】体が衰えて不安になっている
高齢になった老猫は体が衰えることにより、不安な気持ちが大きくなって鳴くことがあります。
猫は感覚が敏感ですし、普段の生活の中では聴覚や嗅覚などが頼り!
しかし、老猫になることで耳が聞こえにくくなったり、鼻が利かなくなったりしてきます。
運動能力も含め、猫の優れた感覚は生きるうえで必要なもの。
体が衰えると、とくに理由がなくても不安になり、大きな声で鳴くことがありますよ。
人間も体の衰えを実感すると、なんとも言えない不安な気持ちになるのと同じですね。
大きな声で鳴くことで不安を打ち消したり、飼い主に助けを求めていると考えましょう。
体が衰えたことで不安になっているため、飼い主の近くにいることが多くなります。
トイレを失敗したとき、段差でつまづいたときも、不安から大きな声で鳴くことも…。
嗅覚や聴覚、視覚などが衰えてきているかどうか、日頃からよく観察してみましょう。
老猫が鳴く理由が不安によるものだと考える場合は、なるべくコミュケーションを増やしましょう。
優しく声をかけたり撫でたりするだけでも対策になりますよ。
マッサージもコミュニケーションのひとつ。
毛並みや血流にそってマッサージすれば気持ちいいですし、ついでに健康チェックもできておすすめです。
体の衰えによってよく鳴く老猫におすすめのアイテム
体が衰えている老猫にとって、段差や障害物があると大変です。
ステップやスロープを置いたり障害物を排除したりして、対策してあげましょう。
①滑り止め付きのスロープ
上記は、滑り止め付きのスロープです。一般的な猫トイレと同じくらいの高さになっている良品。角度が急すぎないので使いやすく、段ボール製なので扱いやすいですよ。
②14段階調整できるスロープ
14段階に調整できるので、ソファやベッドなど、それぞれ合わせられて便利です。転倒防止バー、柔らかいクッション素材で安心感もあります。
【老猫が鳴く理由2】飼い主にアピールしている
我慢強い猫もいれば、そうではない猫もいますが、高齢になると自己アピールが強くなりやすいです。
「お腹が空いた」「構ってほしい」「温度が気に入らない」など、要求や不満あると大きな声で鳴くことがありますよ。
24歳で亡くなった私の愛猫はこのタイプでした。
ご飯がほしくて大騒ぎしながら鳴いたり、構ってほしくて腕にしがみつきながら鳴いたり。
私の実体験や、周りの人から聞く限り、もともと大人しい猫や、若いころは控えめだった猫に多い印象ですよ。
老猫は目的があって鳴くので、うるさいほどにだんだんと鳴き声が大きくなります。逆に、要求が通ると静かになるため、分かりやすくもありますよ。
老猫が鳴く理由が自己アピールによるものだと考えられる場合は、それぞれ対策していきます。
構ってほしくて鳴く場合は、できるだけ側にいたり可愛がったりすることが大事。
温度が気に入らなくて鳴く場合は温度調整をしてあげます。
頻繁にご飯を欲しがる場合は、少量づつ複数回に分けて与えるのもおすすめ。
要求してくることはだいたい決まっているので、それぞれ対策していきましょう!
アピールのためによく鳴く老猫におすすめのアイテム
自己アピールでよく鳴く老猫の場合、どうしても手がかかります。
付きっきりになるのは難しいでしょうから、便利アイテムを取り入れることをおすすめします。
①抱っこひも
甘えん坊でずっとくっ付きたがる老猫におすすめです。
バッグそのものは軽いですが、作りがしっかりしていて安定感があるタイプなので、老猫が寂しがったときに入れてあげるようにしてくださいね。
飛び出し防止が付いており、小物入れも付いているので外出することもできますよ。
②ホットマット
温度調整ができるホットマットです。
カバーは丸洗いできますし、タイマー機能もついていて安心。リーズナブルなわりに抗菌仕様、防水設計と、コスパも良いですよ。
③クールマット
ベッドタイプのクールマットです。
ふちが高くなっているので枕にもなりますし、平らなマットは使ってくれない老猫にも好まれやすいですよ。
メッシュなので通気性が高く、ムレにくいのもポイントです。
④自動給餌機
時間設定はもちろん、スマホを使ってご飯をあげられる自動給餌機。
10段階で量を調整できるので、小腹が空いてよく鳴く老猫にもおすすめです。
夜中に大きな声で鳴いてご飯を欲しがるときも便利ですよ。
【老猫が鳴く理由3】病気が関係している
老猫は長生きしているだけあり、若い猫と比べると病気になりやすいです。
よく鳴くようになる病気もあるため、それぞれの特徴や対策方法、病院に行く必要があるかどうかも見ておけば安心ですよ。
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
触診や血液検査などで診察し、薬や食事療法でコントロールできることが多いです。
元気で食欲もあるので分かりにくいですが、食べるわりに痩せやすくなり、攻撃的になるという特徴があります。
老猫がかかりやすい病気のひとつで、とくに夜中に鳴くとされています。
珍しい病気でもないため、思い当たることがあるなら、理由をハッキリさせるためにも獣医師の診察を受けましょう。
分離不安症
飼い主に依存しており、離れると不安が強くなる精神的な病気です。
5歳ごろまでに症状が現れることが多いですが、老猫だから関係ないというわけではありません。
体の衰えを感じることで不安になって発症することもあります。
飼い主が側にいないときに寂しくなって症状がでます。
トイレ以外で排泄する、グルーミングのやり過ぎでハゲるなど、ストレス行動が多くなることも特徴。
ストレスが溜まることで体をこわし、他の病気を発症することも…。
精神的な問題のため、病院にいくと精神安定剤を処方されることも。
薬などを使わなくても、コミュニケーションを増やす、安心できる環境を整えることで改善することもあります!
認知症
認知能力が下がり、今まで出来ていたことができなくなったり、行動に変化が起こる病気です。
15歳以上の老猫の約半数が、認知機能が低下しているともいわれていますよ。
食べ物の好みが変わる、好きだったものに興味がなくなるなど、今までとは違う行動をしやすいです。
家の中で老猫が徘徊したり迷子になったりし、トイレの場所が分からなくて鳴く、夜中に歩き回りながら鳴くなど。
認知症は完治しないとされていますが、薬や食事療法で進行を遅らせることも可能です。
できないことが増えてきますが、老猫のペースに合わせて生活環境を整えてあげましょう。
トイレやお皿などを分かりやすい場所に置いたり、優しく声をかけてあげることも大切です。
まとめ
- 老猫が鳴く主な理由は不安/アピール/病気のどれか
- 老猫の様子を観察して原因を探す
- 病気の可能性があるなら病院へ連れていく
- 老猫のペースを大切にしながら対策する
飼い主を困らせるために鳴いてるわけじゃないにゃ…
疲れてるとイライラすることもあるけど、深呼吸して落ち着こう!
老猫が鳴く理由は、体の衰えからくる不安・アピール・病気のどれかであることが多いです。
それぞれ対策方法がありますが、撫でたり声をかけたりするのは、共通の対策方法。
老猫がしつこく鳴くとうるさいかもしれませんが、猫自身も辛いということは理解してあげてくださいね!