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老猫が水を飲まないときの対処法!覚えておくべき6つの方法

こんにちは、こけしです!

猫はもともと、あまり水分をとらない動物です。

人間と同じで高齢になると口や喉の渇きに鈍くなるので、さらに飲水の量が減りがち。

私の愛猫も、老猫になってからあまり水を飲まないので大変でした。

実際に試して効果があった方法、水分補給の工夫、注意点などを紹介していきますね。

この記事はこんな人におすすめです!

  • 猫が水を飲まないとどうなるのが知りたい
  • どれくらい水を飲めばいいのか知りたい
  • 水を飲ませる方法や注意点を知りたい
ねこきち
ねこきち

猫が水を飲まないのは理由があるにゃ

こけし
こけし

強制するのは難しいので、飲むように誘導しましょう!

老猫が水を飲まない危険性やリスク

老猫がなかなか水を飲まないのはあるあるですが、そのままにしておくのは危険です。

こういったリスクがあるので、積極的に飲ませましょう。

猫も水分が不足すると脱水症状になります。

体の60~80%が水分とされており、脱水になると体の機能がうまく働かなくなりますよ。

あちこちに不調が現れ、元気や食欲がなくなり、ぐったりするようになります。

体の10%以上の水分がなくなると、命の危険がでてくるとされるほど水分は重要。

老猫は高齢で、もともと抵抗力や体力が少ないため、しっかり水を飲ませましょう。

水不足の状態が続くと、こういった病気をしやすくなります。

  • 腎臓病
  • 尿石症
  • 尿路結石
  • 膀胱炎

水分が不足するとおしっこの回数が減ります。

回数が減るぶん、おしっこが濃くなったり、尿路に長い間とどまることに。

すると、腎臓や尿路、膀胱など、おしっこの排泄に関係している部分に負担がかかります。

おしっこを出すときは、体の中にある老廃物も一緒に出しています。

回数が減るということは、老廃物が体の中に残りやすくなるということ。

体のあちこちに悪影響がでやすく、さまざまな病気のリスクが高くなります。

愛猫に水分が足りているかどうかチェックする方法

水分の量が少なくなってくると、体にも表れてきます。

飼い主さんでもチェックできるので、愛猫の体を観察してみましょう。

  • 毛にツヤがなくてパサつく
  • 歯ぐきが渇いている
  • 皮膚の弾力が少ない
  • おしっこの量が少なくて色が濃い

老猫は高齢のため、水飲まないどうこう関係なく、毛がパサつきやすいです。

しかし、急に毛にツヤがなくなったときは、脱水が関係しているかもしれません。

歯ぐきは湿ってるのが普通ですが、触ると指にくっ付くほど乾いているときは脱水の可能性があります。

首下から背中あたりを軽くつまんで離し、戻るのに時間がかかるときも脱水ぎみだといえます。

正常であればすぐに皮膚が戻るため、チェックしてみましょう。

また、水を飲まないとおしっこの量が減ります。

水分不足になると、おしっこの濃度が高くなることで濃い黄色になりますよ。

毛・歯ぐき・皮膚・おしっこの量や色にサインとして表れるので、変化がないか確認してくださいね。

老猫の体重ごとの1日の水分量(フードの水分も含む)
  • 1Kg 44~66ml
  • 2kg 88~132ml
  • 3kg 132~198ml
  • 4kg 176~264ml 
  • 5kg 220~330ml
  • 6kg 264~396ml

上記はあくまでも目安ですが、体重1kgあたり44~66mlが適正だとされるため、愛猫の体重で計算しましょう。

フードにも水分が含まれているので、適正量よりも若干少ないくらいでもOK。

たとえば3kgの老猫の適正量は132~198mlですが、飲み水そのものは120mlくらいでも大丈夫ですよ。

また、運動量や季節によっても飲水の量が変わります。

計量カップで水の量を計ったり、目盛り付きの器を使ったりすれば、だいだいの飲んだ量が分かります。

蒸発したりこぼしたりすることもあるので、そのことも頭に入れて計測してくださいね。

老猫が水飲まないときの対処法6選

老猫は、喉の渇きに鈍感になったり動くのが面倒で、水を飲まないことが多くなりやすいです。

そんな老猫でも水を飲むように、生活の中で工夫していきましょう。

猫は新鮮な水を好みやすいので、最低でも1日1回は交換しましょう。

人間も、古い水よりも新しい水を好むのと同じです。

私の愛猫も入れてから時間がたった水は飲まないことが多かったので、1日3回ほど入れ替えていました。

新しい水に替えるとすぐに飲むこともあったほど、新鮮な水が好きだった様子。

回数はとくに決まっていませんが、朝・帰宅後・寝る前など、時間を決めておくと忘れにくいですよ。

猫それぞれ好みの温度があるので、いろいろ試してみましょう。

一般的には15~30℃ほどの常温を好むとされていますが、冷たい水、常温、ぬるめなど、好みはそれぞれ。

私の愛猫は冷たい水が好きで、ぬるい水はほどんど飲みませんでした。

夏場になると水道水がぬるくなるので、氷を1つだけ入れていました。

ただし、冷たすぎるとお腹を壊すこともあるので注意。

いろいろと与えてみて愛猫の好みを探りましょう。

器が好みじゃないと水を飲まないことがあるので、愛猫が気に入る器を用意しましょう。

私の愛猫の場合、若い頃はどんな器でもよかったのですが、老猫になってからはプラスチックや木製だと飲まないように…。

もしかすると、プラスチックや木製は臭いが付きやすいので、何かの臭いがしていたのかもしれません。

逆に、ガラスや陶器は好きだった様子。

猫はキラキラしたものに興味を示しやすいので、ガラス素材がおすすめですよ。

高さにも好みがあるので、家にあるコップをいろいろと試してみましょう。

老猫になると動くのが面倒という理由で水を飲まないことがあるので、飲みやすい場所に置いてあげましょう。

食事場所だけにしか置いていない場合は、複数置くのがおすすめです。

まったりする場所や寝床の近く、よく歩く通路などに用意し、思い立ったときに飲めるようにしてくださいね。

どうしても水を飲まないときは、食事で水分をとらせましょう。

ドライフードの水分量は約10%、ウェットフードは約75%ほど。

水分を与えたいなら、ウェットフードスープ・猫用ミルク・ササミのゆで汁などがおすすめです。

1回分のご飯をウェットにする、おやつとしてスープを与えるなどして工夫しましょう。

自動給水機は、水を循環させてゴミや汚れを取り除いてくれるため、新鮮さをキープしやすいです。

水の流れがあるので猫が興味を示しやすいのもメリット。

とくに、水道から直接水を飲むのが好き、流れる水に興味をもつ猫におすすめですよ。

①2モード搭載の透明な自動給水機

容器が透明で、残量が分かりやすい自動給水機。

噴水と川流れの2モードを搭載しているので、猫の好みに合わせて使い分けることができます。

高さがあって頭を下げなくていいので、足腰が弱った老猫でも使いやすいですよ。

静かなので寝室に置いていても気になりにくいです。

②掃除しやすいステンレスの自動給水機

ステンレスなので、カビやバクテリアが繁殖しにくくて清潔です。

ぬめりが付きにくい素材なので掃除がしやすく、組み立ても簡単。

見た目がオシャレなので、部屋に置いてもインテリアの邪魔になりにくいです。

③暖かいお湯が飲める自動給水機

40℃前後の温度をキープできる自動給水機です。

人肌くらいのぬるま湯が好き、冷たい水を飲まない猫におすすめ。

静音タイプなので静かで、下に滑り止めがついていて滑りにくいので安全です。

老猫に水を与えるときの注意点

健康な体作りには水分摂取は欠かせませんが、飲めばいいというわけではありません。

逆に、害を及ぼす原因にもなるので、老猫に水を飲ませる注意点を知っておきましょう。

水には軟水と硬水があり、猫には軟水が向いています。

日本の水道水はほとんどが軟水ですが、地域によっては硬水なので確認しておきましょう。

国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが、海外メーカーだと硬水の商品も多いです。

高度の高い硬水はミネラルが多く含まれており、尿路結石などの泌尿器系の病気になるリスクがないとも言えません。

とくに老猫は腎臓機能の衰えにより、カリウムをろ過できないことがあるので、軟水を飲ませると安心です。

病気が原因で水を飲まないこともあるので、違和感があれば獣医師にみてもらいましょう。

たとえば、尿路結石症や膀胱炎、腎不全、糖尿病など。

病気が原因だと、不調で水が飲めないこともあり、水を飲ませる工夫をしても解決しません。

元気・食欲・下痢・嘔吐がないか、様子がおかしくないかなどを確認してあげてください。

水はたくさん飲めばいいわけではないですし、飲みすぎはよくありません。

健康管理のためにも、月に1回くらいは飲水の量を計ってチェックするのがおすすめ。

食事に水分も含めると、体重1Kgあたり44~66mlほどが目安です。

飲みすぎの場合、おしっこの量が今までより明らかに多い、下痢しているなどの症状が出やすいです。

老猫が水飲みすぎで心配なときは、まずは飲水の量を計り、様子をみて動物病院に連れて行きましょう。

新鮮な水をいつでも飲める環境を整えよう

老猫が水飲まないときは、新鮮な水を用意したり、器を交換したり、数を増やすなどして工夫しましょう。

それでも飲まないときは、自動給水機やウェットフード・スープなどを活用するのがおすすめです。

ねこきち
ねこきち

いろいろ試して好みを見つけるにゃ

こけし
こけし

水分不足は命に係わることなので、早めに対策してあげましょう!

ペットなどの記事を執筆するフリーライター。
24歳まで生きてくれた猫の飼い主。

猫の虜となり、健康で楽しく過ごしてもらうために猫の勉強をし、さまざまな方法を試行錯誤。ネットや本を読み漁り、愛猫のためになる情報を血眼で探して実践。

失敗や後悔も山ほどあり「あのときに私が見たかった老猫サイト」を目指している。

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