こんにちは、こけしです!
老猫がチュールしか食べないとなると、栄養や健康が心配ですよね。
私の愛猫も、チュールやチュールっぽいペースト状のおやつしか食べない時期がありました。
そんな状態を乗りこえて、ドライやウエットフードをまた食べるように。
原因や対処法、実際に試した効果的な方法を紹介するので、老猫のご飯に困っている飼い主さんは
試してくださいね!
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫がチュールしか食べなくて困っている
- 栄養面を考えてキャットフードを食べさせたい
- 老猫に長生きしてほしい
なぜチュールばかり食べるの?老猫も好む理由
チュールは大人気ですが、それには理由があります。
「老猫が好む食べ物」を知るヒントになるので、なぜこんなに好まれるのか知っておきましょう!
とにかく食べやすい
老猫になると歯が弱くなりますし、噛む力や飲み込む力が衰えたりと、口内トラブルが起こりやすいです。
また、ご飯を食べるときに頭を下げるのも大変。お皿が低い位置にあるので、食事のたびに腰や首に負担がかかります。
チュールは、噛む必要がなく舐めるだけで食べられます。
しかもスティック状になっており、飼い主が口元まで運んでくれるため、足腰に負担もかかりません。
高齢になると健康の問題を抱えやすいですが、チュールはそんな老猫でも食べやすいです。
猫が好む味と香りがする
猫は好き嫌いがハッキリしており、嫌なことは全力で拒否しますよね。
食べ物もえり好みしやすく、好きじゃないものは食べず、食べ飽きることもしばしば。
老猫は嗅覚が衰えやすいですし、口内トラブルが起こりやすいなどが原因で、偏食になりやすいです。
猫は嗅覚で食べ物を選ぶため、どれだけ良い匂いがするかがポイントです。
チュールにはたくさんの種類がありますが、アミノ酸などの調味料が配合されてることが多いです。
これは、かつお節などのうまみ成分を抽出したものなので、猫が好みやすいですよ。
魅力的で強い香りがするため、食欲不振の老猫でも食いつきがアップ。
ほかのものは興味をしめさず、チュールしか食べないこともあります。
味や種類が多い
チュールは、80種類以上とバラエティが豊富。
肉好き、魚好きなど好みもさまざまですが、まぐろ・とり・かつお・ほたて味などあり、好き嫌いが激しい猫でも満足しやすいです。
とくに老猫は、ご飯をえり好みしやすく、同じものばかり食べると飽きることも。
チュールは種類が多いので、好みに合わせやすくて飽きにくいです。
高齢猫の健康を守る!日頃からできる対処法と裏技5選
老猫がチュールしか食べないとき、気になるのが栄養不足。
栄養が足りないと筋肉や体重が減りやすいですし、病気などの健康面も心配です。
そんなときにできる対処法や裏技を紹介します!
総合栄養食のチュールを与える
チュールはおやつのイメージがありますが、主食になる総合栄養食も販売されてます。
必要な栄養が入っているため、チュールしか食べない老猫にもおすすめ。
ただし、成分が異なるため、おやつのように食つくとは限りません。
私の愛猫はチュールが好物でしたが、総合栄養食タイプは食べませんでした。
その場合は、健康志向のおやつチュールがおすすめです。
腎臓や下部尿路に配慮したもの、乳酸菌入り、カロリーが2倍含まれたエナジーチュール、グレインフリーのピュアチュールなどがあるので、試してみましょう。
チュールとほかの総合栄養食を混ぜて与える
ほかの総合栄養食のドライやウエットフードに、チュールを混ぜるのもおすすめです。
私の愛猫の場合は、チュールをディップすると食べてくれました。
お皿で出すと食べませんでしたが、ディップしたものを手の平に乗せるとパクパク。
トッピングしたら食べる、全体的に混ぜたら食べる、ディップしたら食べるなど、猫ごとに好みの食べ方があります。
愛猫はどんな方法が好きなのか、探りながら与えましょう。
鼻先にチュールをつける
鼻先にチュールを付け、香りで食欲をアップさせる方法です。
老猫は嗅覚が衰えやすいですが、それでも鼻先にチュールをつけると匂いを感じやすいです。
良い香りを嗅がせることで、食欲をアップさせる裏技。
鼻の中に入らないように、先端に少しだけつければ準備OKです。そのままドライやウエットフードなどのご飯を与えてみましょう。
ウエットフードを袋のまま与える
ペースト状のウエットフードをそのまま与える方法です。
お皿に入れずに、チュールのように直接食べさせましょう。
しゃがんだり頭を下げる必要がないため、体に負担が少ないです。
体が固い、痛みがあるなどの理由でチュールしか食べない老猫は、とくにおすすめ。
ただし、袋の素材によっては切り口が鋭利になって危ないので、舌を切らないか確認してから与えてくださいね。
ササミのゆで汁でふやかす
お湯の代わりに、ササミのゆで汁でドライフードをふやかす方法です。
老猫がご飯を食べないとき、ドライをお湯でふやすというのはよくある方法ですよね。
しかし私の愛猫は、ふやかしたドライは一切食べませんでした。
そこで、ササミのゆで汁でふやかしたところ、ガツガツと食べてくれました。
匂いがアップして食いつきも良くなりやすいので、試してくださいね。
チュールしか食べないときに大活躍!総合栄養食のミルク
私の愛猫は高齢になるにつれ、だんだんと食欲が落ちてきました。
チュールやチュール系のおやつしか食べなくなり、痩せていく日々。
このままでは寿命が縮んでいくと考え、いろいろ試して効果的だったのが総合栄養食のミルクです。
与え始めたのは、愛猫が22歳のころ。
当時は何をしてもおやつしか食べない状態でしたが、ミルクを与えてからは劇的に復活。
栄養が摂れるからか元気になり、カリカリを食べるまで回復してくれました…!
そこから2年ほど生きてくれました。
個体差があるので絶対ではないですが、試す価値はあると思います。
実際に愛用した総合栄養食の粉ミルク2選
最初に購入して与えた粉ミルク。
愛猫好みだったようで、グビグビと飲んでくれました。おかわりを催促するほど、お気に入りだった商品。
当時はかなり偏食家になっていたので不安でしたが、ミルクを与えたのは初めてにもかかわらず嫌がることなく飲んでくれました。
ダマになりにくくてサッと溶けるタイプ。高齢猫にも対応しており、リーズナブルなので試しやすいです。
最初に購入した粉ミルクを飲み始めて3ヵ月くらい経ったころ、少し飽きてきたのでこちらを購入。
かなり食いつきが良く、またグビグビと飲んでくれるようになりました。
個人的な感想ですが、「ニチドウ ベビーミルク」よりもこちらの「ニチドウ Dr.PRO」の方が、香りが強い印象。
どちらも良く飲んだので、好みの方を選んでくださいね。
混ぜてもOK!猫用のおやつミルク
総合栄養食ではなく、おやつの液体ミルク。
私の愛猫は粉ミルクを飲んでくれましたが、友人の老猫は食いつきが良くなかったです。このおやつミルクを半分混ぜて与えると、やっと飲んでくれました。
食つきが悪いときは、おやつミルクを混ぜてみてくださいね。
老猫がチュールしか食べなくてもまだ希望はある
チュールを食べるということは、食べる意欲があるということです。
食べやすさや香りがポイントなので、ほかのフードと混ぜたり、ささみのゆで汁を使ったりして、食欲をアップさせましょう。
どの猫でも粉ミルクを飲むわけではないですが、私の愛猫には最適でした。
老猫がチュールしか食べなくてもまだ希望はあるので、ぜひ試してくださいね!
気に入ればチュール以外も食べるにゃ
栄養が偏るので工夫して食べさせましょう!