こんにちは、こけしです!
愛猫が22歳くらいのころ、やたらトイレ前でウロウロするようになりました。
違和感があり動物病院に行くと、膀胱炎とのこと…。
老猫は膀胱炎を繰り返しやすいので、その後に実際にやった予防対策についても書いていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 猫が膀胱炎になったときの症状が知りたい
- 膀胱炎になる原因が知りたい
- 繰り返さないための予防対策が知りたい

膀胱炎になると不快感があるから辛いにゃ…

自然治癒することもあるけど、再発しやすいからちゃんと治療してあげましょう!
猫が膀胱炎になったときのよくある症状4つ
- 何度もトイレに行く
- おしっこのときに鳴く
- おしっこの色や状態がいつもと違う
- 陰部を気にする
膀胱炎になると頻尿になるため、何度もトイレに通います。
おしっこを出すときに痛みを感じやすく、排泄時に鳴くことも。
白く濁る、血が混ざったことで血尿がでる、臭いが今までと違うなど、いつもとは違うおしっこが出ることもあります。
違和感があり、陰部を舐めたりする様子も見られやすいですよ。
私の愛猫も何度もトイレに行っていました。
多いときだと30分に1回くらいのペースで行くものの、出ている様子はなく、出ても少しだけ…。
頻繁に起き上がるので睡眠不足になり、ご飯の時間に寝ていることもありました。
老猫は特に注意!膀胱炎の主なタイプと原因
膀胱炎にはいくつかのタイプがあるので、その中でも多い3つを紹介します。
とくに老猫は膀胱炎になりやすいため、それぞれ原因を見ておきましょう。
細菌性膀胱炎
膀胱が、大腸菌やブドウ球菌などの細菌に感染して発症したタイプです。
メスは尿道が短いため、オスよりもかかりやすいとされます。
細菌に感染する主な原因は以下のとおり。
- トイレが汚い
- おしっこの回数が少ない
- 免疫の低下
- 病気による影響
猫はキレイ好きのため、トイレが汚れていると使いたがらなくなり、おしっこを我慢することがあります。
長時間おしっこが体内にあると細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎になる可能性が高くなります。
これと同じ理由で、おしっこの回数が少ないと膀胱炎になりやすいです。
病気や疾患がある猫は、抵抗力が下がりやすいです。
老猫は高齢のため、免疫力が低下しがち。
病気や高齢などが理由で細菌に感染しやすくなり、膀胱炎になることもあります。
尿路結石による膀胱炎
尿道などに結石ができ、炎症を起こして膀胱炎になったタイプ。
尿路に結石ができると、膀胱を傷つけたり詰まらせたりすることがあり、膀胱炎を併発しやすいです。
尿路結石になる主な原因は以下のとおり。
- 水分不足
- 毎日のフード
- 高齢による機能の低下
- 遺伝的な問題
水分が不足すると、泌尿器に石ができやすくなります。
与えるフードによっては尿のpHのバランスが崩れて、結石ができる原因になってしまうことも。
老猫は体の機能が低下しやすく、飲水の量が減りやすいことから、尿路結石になりやすいとされます。
また、アメショやスコティッシュ、バーミーズなどは発症しやすいとされており、遺伝的な要因もあるとされます。
突発性膀胱炎
原因が分からないものの膀胱炎の症状があるタイプ。
はっきりした理由が分からないため、再発しやすいという特徴があります。
突発性膀胱炎の主な原因と考えられているのは、以下のとおり。
- ストレス
- 肥満
- 生活環境
ストレスや肥満は万病のもとです。
はっきりした原因は分からないものの、ストレスや生活環境に関係しているとされるため、健康的な生活を送ることが大事です。
普段の生活にプラスするだけ!老猫の膀胱炎対策
私の愛猫は、細菌性膀胱炎でした。
治療薬を使い、繰り返さないように対策をしたからか、ありがたいことに再発はしませんでした。
もちろん個体差があるので絶対ではないですが、実際にやったことを含めて書いていきます。
猫の膀胱炎にはタイプがありますが基本的な対策は同じですし、健康的なことばかりなのでぜひ試してくださいね。
飲水を見直す
- 水の設置数を増やす
- 愛猫好みの器を使う
- 愛猫好みの温度で与える
- 自動給水機を使う
膀胱におしっこが長時間あると細菌が増えやすくなるので、水を飲んでトイレの回数を増やしましょう。
「水を飲む→おしっこが増える→おしっこが薄まる→膀胱炎のリスクが減る」という仕組み。
器を増やす、温度を変える、自動給水機を使うなどし、愛猫の好みに合わせましょう。
こちらの記事に詳しく書いてあります↓
水を飲んでくれやすくなる!自動給水機
自動給餌機があれば、いつでも綺麗な水を飲むことができます。
猫はキラキラしたものに反応しやすいため、流れのある水を好みやすいですよ。
高さがあるので、首を下げなくても飲めるのもメリット。
体の負担を減らしつつ、新鮮な水が飲めるのでおすすめです。
トイレ環境を見直す
- 落ち着ける場所にトイレを置く
- 猫の数+1個のトイレを置く
- こまめに排泄物をとる
- 月に1回は丸ごと掃除する
老猫が膀胱炎にならないためには、しっかり排泄させることが大事です。
落ち着いて排泄できるように、静かで人通りの少ない場所にトイレを設置してあげましょう。
猫の数+1個のトイレがあるのが理想のため、複数飼いのときは数を増やしてあげてください。
キレイ好きの猫のために、うんちをしたらなるべく早めに取り除きます。
月に1回は、酸素系漂白剤などでトイレを丸ごと洗い、猫砂を交換するのがおすすめ。
雑菌が繁殖しないように定期的に掃除してあげましょう。
キレイ好きの猫のために!トイレ掃除グッズ
猫トイレや布製品などを丸洗いできる漂白剤。
塩素系ではないので、色落ちの心配やツンとした臭いがなく、安全性も高いです。
猫トイレを洗うときは、浴槽に入れて30分ほどつけ置きし、水洗いして乾かせばOKです。
ストレスを軽減させる
- ゆっくり過ごせる場所を用意する
- 構いすぎず放置しすぎない
- 適度に運動させる
ストレスが溜まると、膀胱の粘膜に炎症が起こると考えられています。
とくに、突発性膀胱炎はストレスと関係が深いとされているため、リラックスさせることが大事。
猫は1日のうち12~16時間、老猫だと20時間ほどを寝るのが一般的です。
睡眠時間が少ないとストレスの原因にもなるので、ゆっくり過ごせる環境を用意しましょう。
構いすぎはよくないですが、猫が誘ってきたときは遊んであげてくださいね。
体を動かすとストレス解消にもなりますよ。
ストレス解消になる!老猫も遊べるおもちゃ
猫トンネルは、老猫でも遊びやすいおもちゃです。
トンネルの中を探検したり隠れ場所にもなったりと便利。
老猫には激しい運動は必要ないので、好奇心をくすぐるようなおもちゃを用意してあげましょう。
食事を見直す
- 動物病院で検査を受ける
- 必要ならウェットフードを与える
- 療法食を与えるときは獣医師に相談する
膀胱炎にはタイプがあるので、食事を変える前に、まずは検査を受けて原因を突き止めましょう。
水分が足りてなくて水を飲まない場合は、ウェットフードを取り入れるのがおすすめ。
下部尿路などに配慮したフード、特別に配合された療法食などもあるので、獣医師に相談したうえで検討してください。
原因によって与えたほうがいいフードが異なるので、自己判断せずに検査を受けることが大事。
とくに療法食は栄養バランスが異なるため、獣医師に相談してくださいね。
膀胱炎になったら飼い主さんがサポートしよう
老猫が膀胱炎になると、何度もトイレに行ったり、おしっこの状態が違ったりと、異変が起こりやすいです。
膀胱炎を予防するカギは、水分補給と綺麗なトイレ、ストレスのない快適な環境。
食事にも気をつけながら、再発しないように予防してあげてくださいね!

健康的な生活は病気予防になるにゃ

老猫は膀胱炎になりやすいので、日頃から気をつけてあげましょう!