こんにちは、こけしです!
老猫は高齢なので、歯が抜けることがあります。
歯がないと食事ができるのか心配ですし、痛みや病気のことなど、いろいろ心配ですよね。
老猫の歯が抜けた後は、飼い主のサポートが大事!
食事やデンタルケアなど、飼い主さんができることを見ておきましょう。
この記事はこんな人におすすめです!
- 歯が抜けた後のおすすめの食事を知りたい
- 日頃からできるデンタルケアが知りたい
- 歯が抜けた原因が知りたい
- 愛猫が病気かどうか気になる
一大事!と思いがちですが、慌てなくても大丈夫ですよ
老猫なら歯が抜けることもあるにゃ
老猫の歯が抜ける原因2選
猫は、生後3ヵ月~5ヵ月くらいの時期に歯が生え変わります。
乳歯から永久歯になりますが、それ以降は生え変わることはありません。
老猫になってから歯が抜けるということは、こういったことが考えられますよ。
原因①口の中の病気で歯が抜けた
歯周病とは、歯ぐきや歯を支える部分が炎症を起こす病気です。
食べカスや添加物などが原因で歯垢がたまり、やがて歯石になって細菌が繁殖するため、歯が抜けることがあります。
「破歯細胞性吸収病巣」という永久歯が溶けてしまう病気もあれば、口の中の腫瘍が原因で歯が抜けることも。
老猫は長く生きていますし免疫も衰えやすいので、若い猫よりも病気になりやすいです。
病気のときは、さまざまな症状が現れやすいです。
口臭がないか、歯垢・歯石・炎症があるかなど、愛猫の口の中をチェックしましょう。
病気が原因のときは、他の歯も抜ける可能性があるので確認してくださいね。
思い当たることがあれば、動物病院に行って治療を受けましょう。
原因②老化で自然に歯が抜けた
老猫になると、歯の土台が痩せたり弱くなったりするため、自然に歯が抜けることがあります。
個体差はあるものの、10歳以降は抜けやすくなりますよ。
自然に歯が抜けたときは、そこまで心配する必要はありません。
念のために動物病院に連れて行ってもいいですが、口の中を気にする様子もなく食欲があって元気など、いつも通りであれば、無理に行かなくてもOKですよ。
猫は歯がなくてもご飯を食べれる
老猫は、歯が抜けた後でもご飯を食べれます。
そもそも猫の歯は、獲物を噛みちぎるときに使います。
飼猫は一口サイズのフードをもらうため、噛みちぎる必要がありません。
キャットフードを噛んで食べる猫もいますが、意識して噛み砕いているわけではなく、飲み込むときに歯にあたっているだけとも言われますよ。
ご飯の食べ方は、老猫になっても同じ。
自然界の猫のように獲物を捕まえて食べることがないため、歯がない状態でも食事できるので安心してくださいね。
老猫の歯が抜けた後に飼い主がすべきこと3選
歯が抜けたときは、以下の3つを実践するのがおすすめ。
老猫の体の負担も考えながら対処しましょう。
老猫の様子を確認する
老猫の歯が抜けるのは、ほとんどの場合で自然現象か病気のどちらかです。
自然現象であれば心配ありませんが、病気であればなるべく早く治療する必要があります。
老猫の歯が抜けた後は、どちらか見極めるためにも、様子を確認しましょう。
歯が痛いときは、前足で口を触るような仕草をしたり、口元をよく動かしたり、よだれが多くなる、といった行動が多くなりやすいです。
口の中はもちろん、いつもと違う行動をしないか観察してくださいね。
食べやすいご飯を与える
老猫も含め、猫は歯が抜けた後でもご飯を食べれます。
猫の胃酸は強いため、基本的にはドライフードを丸飲みしても消化できます。
しかし、老猫は高齢なので胃腸が衰えがち。
ドライフードをそのまま丸飲みすると、うまく消化できずに吐くことがあります。
歯が抜けた後は、まずは今までと同じフードを与えて様子を見ましょう。
食べにくそう、えづいたり吐いたりするなどであれば、小粒のドライフードやウエットフードを検討してくださいね。
デンタルケアをする
ご飯を食べると歯垢がたまります。
そのまま放置すると1週間以内に歯石になるとされるため、3日に1回はケアするのがおすすめ。
歯石になると動物病院で除去するしかありませんから、歯石になる前に予防することが大事です。
健康的な歯をキープすることにも繋がりますし、歯周病や口内炎、口臭などの予防にも期待ができますよ。
こちらの記事で、デンタルケアやグッズを紹介しています。興味のある人はどうぞ!↓
老猫の歯に関するよくある疑問
歯がない猫でも食べやすいものは?
大きな粒より小さな粒、固いものより柔らかいものを好みやすいです。噛まずに食べれるペースト状のフードもおすすめ。
問題なくドライフードを食べる猫もいるため、様子を見ながら与えましょう。
猫が抜けた歯を飲み込んだ…大丈夫?
ほとんどの場合で、数日で排泄物と一緒に出てくるので大丈夫です。
歯周病の治療方法は?
歯石を取ったり、抗生物質などを使って治療します。老猫は高齢のため全身麻酔を使えないことがあり、治療方法が限られることがあります。
猫の歯が欠けたけど放置してもいい?
抜けたときとは違い、欠けた部分から細菌に感染する可能性があります。折れた場合も同じなので、早めに動物病院に行きましょう。
歯が抜けたらじっくり観察しよう
猫は人間のように食べ物を潰して食べないので、歯が抜けてもご飯を食べられます。
老猫が歯が抜けた後にケロッとしているなら、自然に抜けだだけの可能性が高いですよ。
隠れたり隅でじっとしているときは、やせ我慢していることも…。
様子を見ながら、自宅でデンタルケアをしたり、動物病院に連れていってあげましょう。
歯が抜けたことよりも、なぜ抜けたかの方が重要にゃ
健康な歯をキープするためにもデンタルケアを始めましょう!