こんにちは、こけしです!
老猫の食欲がなくなると、強制給餌をした方がいいのか悩みますよね。
私も、食事をしなくなった愛猫が心配で、でもストレスを与えたくないので悩みました…。
その結果、強制給餌をしたものの何日間かで止めました。
実際にやった方法や、思ったこと、注意点なんかを書いていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 強制給餌を始めるタイミングが知りたい
- やり方や必要なものが知りたい
- 実際の体験談を読んでおきたい
- やめどきや何時間おきかなどの基本的なことが知りたい

だいたいの猫は強制給餌を嫌がるにゃ

知識をつけて、最終的に飼い主さんが判断してあげましょう!
老猫に強制給餌するメリット
- 栄養がとれる
- 水分補給ができる
- 体調が回復するかもしれない
強制給餌の最大のメリットは、栄養や水分が補給できること。
飲まず食わずだと体が弱ってしまうので、体を維持するために食べさせるというのが主な目的です。
強制給餌は、飲み込みやすいようにペースト状のフードを使うのが一般的。
流動食のようなものなので水分量が多く、水分もとりやすいですよ。
栄養をとることで、持ち直したり体調が回復したりすることもあります。
老猫に強制給餌するデメリット
- ストレスがたまりやすい
- 愛猫の負担になる
- 飼い主も精神的に疲れる
猫は何かを強制されるのを嫌いますよね。
無理に食べさせるとストレスを感じやすく、嫌がったり暴れたりして、愛猫に負担をかけることも。
また、飼い主さんの負担も大きいです。
愛猫が可哀想になったり申し訳なくなったりし、精神的に疲れやすいです。
愛猫に強制給餌をした体験談と止めた理由
強制給餌をするかどうかに正解はないので、飼い主さんが決めることになります。
私の愛猫のケースを書くので、参考にしてくださいね。
強制給餌を始めたときの愛猫の状態
私が愛猫に強制給餌をしたのは、まったく自分から食事をしなくなってからです。
ぐったり横たわっており、食欲もまったくない状態。
何を与えても食べず、おやつや粉ミルクなども興味を示しませんでした。
ダメ元で試したというよりも、ほかの選択肢がなかったと言った方が正確かも…。
獣医師には「強制給餌は最終手段。食べる意欲があるうちはまだ早いかもしれない」とアドバイスをもらっていました。
なので、とうとうこの時が来てしまった…という心境でした。
念のために、かかりつけの獣医師に強制給餌をしてもいいか聞いてくださいね。
私が実際に試した方法とやり方
かかりつけの獣医師にやり方を教えてもらっていたので、言われた通りに実行。
シリンジにペースト状のフードを入れ、口の端に差し込んで流し込みます。
一気に入れると喉につまることがあるので、注意しながら少しづつ入れていきました。
仰向けや横向きだと変なとこに入りやすくなるので、うつ伏せの姿勢で与えるのが基本だそう。
愛猫は横向きに横たわるような姿勢で過ごしていたので、少し顔を持ち上げて強制給餌してました。
数回試して強制給餌を止めた理由
愛猫は明らかに強制給餌を嫌がっていました。
顔を背けて抵抗したり、ほとんど動けない状態でしたが、それでも逃げようとする…。
嫌がる姿を見ていると、まるでいじめているような気分…。
余計に疲れさせている気がして、何のためにしているのか分からなくなりました。
悩んだ末、ゆっくり過ごさせることに。
超高齢の老猫だし、残りの時間を好きに過ごさせてあげたいと思い、強制給餌を中断しました。
強制給餌を迷ったときに知っておくべきこと
愛猫が大事だからこそ、強制給餌するかどうか迷います。
こういったことも知ったうえで判断してくださいね。
強制給餌するときの判断基準
- 他の方法を試しても食べない
- 食べる意欲がない
- 愛猫が嫌がらない
強制給餌は最終手段だといわれるので、他の方法も試してからにしましょう。
手や指であげる、食事環境を変える、フードを変えるなど。
食べる意欲があるなら別のものを与えたりしつつ、段階を踏んであげてください。
また、愛猫が嫌がるかどうかも大事。
激しく嫌がったり暴れたりするなら、無理はさせないでおきましょう。
迷ったときは1回試してみる
本格的に始める前に、1回試して愛猫の様子を見ておきましょう。
ほとんどの猫は強制給餌を嫌がりますが、すんなりと受け入れることも。
老猫の強制給餌をするときは準備する物がいくつかありますが、そんなにお金はかかりません。
リーズナブルに揃えられるので、まずは試してみてくださいね。
強制給餌をするときに用意するもの
最低限準備するものは、下記の3つです。
では、それぞれ選ぶ基準を説明していきますね。
- 流動食のフード
- シリンジ
- タオル
流動食のフード
水分が多く、固形物が入っていなくて飲み込みやすい流動食のようなフードを選びましょう。
フードプロセッサーなどでカリカリを砕く方法もありますが、猫が受け入れるかどうか分からないので、最初は販売しているフードで試すのがいいと思います。
上記は、シリンジで与える用の総合栄養食。
私も与えたことがありますが、小さな粒なども入ってなくてサラサラしたタイプなので、シリンジに詰まりにくいですよ。
総合栄養食で、必要な栄養がとれるのもポイント。
シリンジ
シリンジは、フードを食べさせるときに使います。
大きすぎたり小さすぎると使いにくいので、猫の場合は20~30mlのサイズがおすすめ。
洗ってしっかり乾かせば何回か使うこともできますが、基本的には使い捨てなので、1本じゃなくセット買いがおすすめです。
上記は、ごくシンプルなシリンジのセット。
個包装されてるので衛生的だし、横口タイプなので使いやすいですよ。
タオル
うまく飲み込めなかったり嫌がったりして、口からこぼれることがあるので、タオルも用意しましょう。
フードが付くとベタベタしやすいので、濡らして絞ったものを手元に準備してから始めてくださいね。
タオルは家にあるものでOKです。
強制給餌に関するよくある質問
いざ始めるとなるといろいろと疑問がわいてきますよね。
ここではよくある疑問を紹介していきます。
どれくらいの量をあげればいい?
最初は5mlほど与え、様子を見ながら少しづつ量を増やすことが多いです。
問題なければ最終的には25mlほど与えるのが一般的。念のために獣医師に相談して量を決めると安心ですよ。
何時間おきに与えるの?
2~6時間おきに与えることが多いですが、猫の体調にもよります。食べられなさそうなときは無理しないでおきましょう。
やめどきはいつ?
強制給餌のやめどきは決まっていません。自分からご飯を食べようとするときや、強制給餌を嫌がったり飲み込めないときなどにやめることが多いです。
かかりつけの獣医師に相談して決めましょう。
愛猫のためになる選択をしてあげよう
強制給餌は最終手段なので、まずは他のフードを試したり与え方を工夫したりしましょう。
それでもダメなら、獣医師に相談しつつ検討してくださいね。
老猫に強制給餌するのが正解かどうかの答えはありません。
愛猫の反応をしっかり見て、愛猫のためになると思う選択をしてあげてくださいね。

強制給餌は獣医師でも判断が分かれるし難しいにゃ

迷ったら、まずは1回試して様子を見るのがおすすめです



