こんにちは、こけしです!
老猫におむつをさせるのは可哀想という意見もありますよね。
だけど、おむつをしないと猫に負担を与えることもあるので、状況に応じて選ぶことが大事。
おむつの選び方やサイズの測り方、嫌がる原因や対処法など、おむつの悩みを解決していきましょう。
この記事はこんな人におすすめです!
- 愛猫におむつをした方がいいかどうか分からない
- おむつを選ぶ方法が知りたい
- おむつをするときの注意点が知りたい

おむつは嫌にゃ…でもうんちが体に付くのも嫌にゃ…

リットデメリットを理解して最善の方法を選んであげましょう!
まだおむつは必要ないケース
- たまにトイレを失敗する
- 飼い主が掃除すれば解決する
- おむつ以外の選択肢がある
たまにトイレ以外で排泄する、トイレからはみ出ることがあるなど、たまに粗相する程度ならまだおむつは早いかもしれません。
猫はトイレにこだわりがあることが多く、環境を変えるとうまく排泄することがあります。
たとえば、トイレの位置を変える、またぎやすい低いトイレを使うなど。
老猫は足腰が弱いので、低めのトイレがおすすめ。
ペットシーツをトイレ代わりにしたり、おしっこを吸収できるペットマットを使う方法もあります。
掃除するのは大変ですが、老猫のおむつは最終兵器!
どうしても嫌がるし、ストレスや負担を与えることになるので、他の方法ではどうしようもないときに使いましょう。
具体的な対策方法はこちら↓
老猫におむつが必要なケース
- 寝たきりでトイレに行けない
- 頻繁に粗相して老猫に負担がかかる
- 怪我や病気でトイレが難しい
寝たきりで介護状態だとトイレに行けないので、おむつをする必要があります。
粗相が多いと、掃除が大変なだけじゃなくて老猫も大変。
うんちやおしっこを付けたままにしとくわけにはいかないので、その度に拭く必要があり、ストレスを与えてしまうことに…。
怪我や病気でトイレで排泄できないときも、おむつをしないと排泄まみれになって大変。
確かにおむつを付けると、猫に負担がかかります。
だけど、物理的にトイレで排泄できないときはおむつを付けましょう。
猫はキレイ好きなので、体が汚れているとストレスが溜まりやすいです。
おむつのストレスと、頻繁に体を拭くストレスや衛生面を比較して、愛猫にはどちらの方がいいか考えてくださいね。
老猫に合ったおむつの選び方とちょっとした工夫
猫は体が柔らかいのでおむつ選びが大変。
余計に嫌がらないように、体に合ったものを選んであげましょう。
サイズを合わせる
猫は体が柔らかくてすり抜けてしまうのでサイズ合わせが難しいです。
サイズが大きいと気持ち悪くて漏れやすく、小さいと苦しいので注意。
猫のおむつにはいくつかのサイズがあり、ウエストの太さで選ぶのが一般的です。
おむつのサイズとウエストの目安は以下の通りです。
- SS→20~30cm
- S→25~35cm
- M→30~40cm
- L→35~50cm
胴回りの一番太い部分を計り、愛猫に合ったものを購入しましょう。
ポイントは、後ろ足の付け根あたりの一番太い部分をメジャーで計ること。
四つ足で立った姿勢、または伏せの姿勢のときに計ると失敗しにくいですよ。
無香料のおむつ
猫のおむつは無香料のものを選びましょう。
うんちやおしっこの臭いを抑えるために香料が入っているオムツもあります。
しかし、猫からするとそれは不快な香りかも…。
人間よりも匂いに敏感なので、香料などが入っていない無臭タイプのおむつがおすすめです。
場合によっては赤ちゃん用を使う
ペット用のおむつが近所に売ってないなど、事情があるときは赤ちゃん用を使いましょう。
人間の赤ちゃん用ならどこでも売ってるし、ペット用よりもコスパがいいですよ。
サイズを選ぶときは、新生児用かSサイズがおすすめ。
目安は、腰回り20cm以下なら新生児用おむつ、20cm以上ならSサイズ。
ただし、しっぽの穴を開ける必要があります。
手順は、しっぽ辺りにV時の切込みを入れる→吸水ポリマーが出ないように養生テープで止める→実際に履かせて細かい部分をチェックするだけ。
養生テープは失敗しても剥がしやすく、100均でも売ってるのでおすすめ。
テープの角があたると気になるし、おむつを嫌がる原因にもなるので、なるべくピタッと貼りましょう。
サイズが合わないときはおむつカバー
おむつカバーとは、おむつの上から履かせるカバーです。
ズレにくくしたり、おむつが脱げないようにするための物で、パンツタイプやロンパースタイプがありますよ。
上記は、術後服としても使えるおむつカバー。
伸縮性があって軽い生地なので、負担が少なくなりやすいです。
お尻の部分が開くようになってるので交換するときも楽ですよ。
いろいろな商品がありますが、着心地とオムツ交換のしやすさを重視するのがおすすめです。
おむつを嫌がるときの対処法
- サイズを再確認する
- 動きを邪魔してないか確認
- 他の製品を試す
おむつを嫌がるときは、まずはサイズを再確認しましょう。
ウエスト周りを計ればおむつサイズの目安になりますが、それはあくまで目安。
介護状態の猫だと痩せやすいし、体格によっては合わないこともあるので、窮屈じゃないか緩くないかを確認しましょう。
猫のしっぽの根本は敏感だし、しっぽ穴が小さいと不快感があることも。
ギャザーが足にあたって不快、足の動きを制限しているなど、いろいろな原因が考えられます。
1回でバッチリ合うことは少ないので、いろいろな製品を試しつつ愛猫に合うように工夫してあげてくださいね。
老猫におむつを使うときの注意点
猫は不満があっても飼い主さんに伝えることができません。
使い方を間違えると負担をかけてしまうので、こういったことに注意しておきましょう。
おむつかぶれを防ぐ
おむつかぶれを起こさないように、こまめに取り換えてあげましょう。
長時間そのままにしていると蒸れやすいし、肌に炎症を起こすことがあります。
理想は排泄するたび、または4~5時間ごとの交換。
猫は皮膚が薄く、被毛があって蒸れやすいのでしっかりケアしましょう。
おむつかぶれになると、かゆみや痛みを感じやすいので、定期的にチェックして異常があれば動物病院に行ってくださいね。
交換するときにお尻を拭く
人間の赤ちゃんと同じで、おむつかぶれにならないようにお尻を拭いてあげてください。
ただオムツを交換するだけだと蒸れやすく、炎症を起こすこともあるので、おしりふきで拭いてあげましょう。
ペット用と赤ちゃん用がありますが、基本的な成分は同じ。
赤ちゃん用はノンアルコールで低刺激など、安全性が高い商品が多く、ペット用よりもコスパがいいのでおすすめ。
拭くときはこすらず、優しく抑えるように拭いてあげてくださいね。
汚れが酷いときはドライシャンプーを使う
うんちがついたり汚れが酷いときは、お尻拭きだけだと汚れが落ちにくいです。
そのままにすると衛生上よくないし、肌に炎症が起こりやすいので、ドライシャンプーでキレイにしてあげましょう。
上記は泡タイプのドライシャンプー。
洗い流す必要がないので、日頃のケアや介護時に使いやすいです。
泡タイプなので垂れにくいし、汚れに絡まりやすいのもポイント。
詰め替え用は大容量でリーズナブルなので使い続けやすいですよ。
必要ならお尻の毛をカットする
おむつをするときは、お尻まわりの毛をカットするのもおすすめです。
カットすれば毛が短くなるので、蒸れにくくなる、汚れを落としやすいなどのメリットがありますよ。
私の愛猫も実際にカットしましたが、お手入れが楽になりました。
動物病院でやってもらい、たしか料金は500円ほどだったと思います。
また、飼い主さんが自宅でカットするのもおすすめ。
事前にお尻まわりを全部カットしたり、汚れが付いた部分をピンポイントでカットしたりできるので、バリカンを持っておくと便利です。
上記はコンパクトタイプのペット用バリカン。
コードレスで先端にライトが付いてるので扱いやすいですよ。
小型なので全体をカットするときには向いてませんが、刃が小さくて小回りがきくので、うんちが付いた毛をカットするときに便利。
どうしても汚れが落ちないときに役立ちますよ。
マナーウェアはおむつとは別物
おむつとマナーウェアは似ているようで違うので、間違えないでおきましょう。
マナーウェアは、マーキングや軽い尿漏れ対策のためのもの。
粗相や介護に使うときにはおむつを使うようにしてくださいね。
必要であれば老猫におむつをしてあげよう
寝たきりやトイレで排泄できないとき、粗相が多すぎるときなどはオムツも必要。
付けないと糞尿まみれになって負担をかけることになるので、愛猫の様子を見ながら考えてみましょう。
使うときは、新生児用やおむつカバーを使ったりしながら、愛猫に合うものを見つけてあげてくださいね。

おむつを付けないほうが負担になることもあるにゃ

しばらく付けると慣れて嫌がらなくなることもありますよ