こんにちは、こけしです!
私の愛猫は24歳のときに老衰で亡くなりました。
当時の愛猫の姿を思い出すと辛いので、正直あまり思い返したくはありません。
でも、私もそうでしたが、心配だからこそ兆候を知りたい飼い主さんも多いと思います。
少しでも参考になるように、一般的な老猫の最期予兆や、体験談などを書いていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫の最期予兆を知りたい
- 最期にどんな行動や変化があるのか知りたい
- 死期が近づいた愛猫のために何かしてあげたい

辛いけど、状況をしっかり把握することも大事にゃ

きっと飼い主さんがしてあげられることはまだありますよ
老猫のよくある最期予兆8つ
どんな変化があるのかは、老衰・病気、性格なども関係するし、猫それぞれ。
残された時間を後悔せず過ごすためにも、よくある行動やサインを知っておきましょう。
①人目につかない場所にいたがる
老猫は最期が近くなると、人目につかない場所にいたがります。
もともと猫は警戒心が強いので、体調が悪いことを隠しがち。
体力の温存や、飼い主に心配かけたくないなど、いろいろな理由で、人が来ない場所でじっとしていることが多いとされます。
思い返してみると、私の愛猫も亡くなる6ヵ月くらい前から人目につかない場所にいました。
もともと甘えん坊でよく私の側にいたのに、寝るときもベッドに来なくなりました。
キッチンや洗面所などで過ごすことが多く、今まで大嫌いだったお風呂場に入ろうとすることもありました。
②涼しい場所を好む
猫は死期が近くなると体温調整がしにくくなり、体温が低下するとされます。
自分の体温が低下するので暑く感じるようになり、涼しい場所を好みやすいといわれますよ。
私の愛猫はこたつが好きで、寒い季節はいつも入っていました。
しかしこの年は、秋になってこたつを出すも、ほとんど入らず。
冷たい床の上にいることが多く、冷えないか心配で近くに湯たんぽやラグを持っていても使わず。
結局、その年の冬に老衰で亡くなりました。
③目がうつろになる
耳や目が悪くなったり機能が低下することで、ぼーっと過ごすことが多くなりやすいです。
愛猫も、なんとなくぼーっとしてる感じでした。
亡くなる6ヵ月くらい前から急に耳が遠くなり、真後ろから声をかけても気づかないことも。
1ヵ月くらい前になると、目が合っているようで合っていない状態でした。
④食欲がなく水を飲まなくなる
老猫は最期が近づくにつれて、食欲がなくなったり水を飲まなくなったりします。
愛猫は高齢だったので、もともと食欲はあったりなかったり。
だけど亡くなる1ヵ月くらい前から少しずつ食欲が低下していく感じでした。
亡くなる4日ほど前からまったく食事はせずに水だけ飲むように。
その後、水すら飲まなくなって1日ほどで旅立ってしまいました。
⑤甘えたりよく鳴くようになる
死期や最期が近くなると、不安を感じて飼い主さんに甘える猫もいます。
構ってほしい気持ちから、催促するように鳴くこともあるそう。
私の愛猫には当てはまらないのですが、体験談などを見る限りはわりと多そう。
調べたところ、亡くなる数日前から一緒に寝るようになった、甘えるようによく鳴いていたなど、行動に変化があったという声がありました。
愛猫の場合は真逆で、ほとんど近くに来なくなったので羨ましいです…。
⑥急に元気になる
これは「中治り」といわれるもの。
死期が近づいてほとんど動かなかったのに、急に行動的になったり意識がハッキリする状態だそう。
思い起こしてみると、愛猫の容態が悪くなり、私も覚悟が必要だと思っていたころ、一時的に行動的になったことがあります。
確か、亡くなる7日くらい前。
ほとんど寝て過ごしていたのに、ソファや出窓に飛び乗ったり、歩き回ったりしていました。
当時は呼吸も苦しそうで、運動能力も落ちていたので驚きました。
あくまで一時的に元気になっただけなので1日くらいで元通りでしたが、回復したと錯覚するほどの変わりようでした。
⑦いつもと違う匂いがする
いつもと違う匂いがするのも老猫の最期予兆のひとつです。
体の機能低下が原因で、アンモニア臭や甘酸っぱい臭い、甘い香りや線香の臭いなど、違う匂いがすることがありますよ。
愛猫も高齢になるにつれ、匂いが変化したような気がします。
亡くなる1ヵ月くらい前になると、線香のようなおばあちゃんのような匂いがしました。
今思えば、匂いの変化も何らかの兆候やサインだったのかもしれません。
⑧段差を上れず歩くのも大変そう
体の不調により段差が上れなくなりやすいです。
愛猫も少しずつ悪化していきました。
段差で勢いを付ける→段差を上れなくなる→トイレをまたぐのも一苦労→トイレをまたげなくなる→歩くのも一苦労という流れ。
亡くなる3日ほど前から歩くのも大変そうで、もうヨタヨタ。
トイレ前でへたって排泄するようになり、見てるだけで辛かったです。
老猫の最期が近いときに飼い主ができること4つ
老猫に最期予兆が現れると現実を受け止めるのが辛いですよね。
だけど、悲しむことはこの先いくらでもできます。
愛猫に残された時間はそう長くはないので、愛猫のことを一番に考えて、配慮してあげましょう。
構いすぎずゆっくり過ごさせてあげる
残りの時間が少なくなっているときは、ゆっくりさせてあげることも大事です。
寒い・暑いからと心配して猫ベッドに無理矢理に移動させたり、手の施しようがないのに動物病院に連れて行ったりすると、逆効果になることも。
人目に付かない場所を好むならそっとしてあげた方がいいかもしれません。
水やトイレなどを近くに置く、あまり近寄らない、大きな音を立てないなど、様子を見ながら安心して過ごせるように配慮してあげましょう。
優しく穏やかな声で話しかける
声のトーンや言い方で飼い主の気持ちを読み取れるとされるので、できるだけ優しくて穏やかな声で話しかけましょう。
心配そうな声を出すと、猫が不安になったり、飼い主に心配をかけていると思ってしまうかも…。
辛くてもできるだけ明るい声を心がけて、少しでも安心させてあげてくださいね。
猫のサポートをする
病気でも老衰でも、最期が近くなると、食事や水、トイレなど自分でできないことが増えてきます。
水を飲みたくても飲めないことがあるので、そのときはシリンジやスポイトを使いましょう。
私は、口に近づけて飲む気があるかどうかチェックし、飲みたそうにすれば与えていました。
食べたがるものを与えたり、トイレで排泄できないときはトイレシーツを敷くなどし、老猫の生活をサポートしてあげてください。
小まめに様子を見る
急に容態が急変することがあるので、小まめに様子を確認しましょう。
寝ているときに触ったり声をかけると負担になることがあるので、呼吸をしているか、胸や背中あたりを目で見てチェック。
留守にする時間が長いときは、ペットカメラを付けるのもおすすめです。
安心して最期を迎えられるようにしてあげよう
兆候やサインが頻繁に現れるようになると、そろそろ覚悟が必要かもしれません。
できるだけ愛猫が安心して毎日を過ごせるように、サポートしてあげましょう。
猫にとって飼い主さんは大切な存在。
できるだけ優しく接して、たくさん愛情を与えてあげてくださいね。

猫が何を求めているのか飼い主さんなら分かるはずにゃ

猫の気持ちを一番に考えて行動してあげてくださいね