こんにちは、こけしです!
そもそも完全室内飼にワクチンは必要なのか疑問に思うところですよね。
老猫は高齢なので、ワクチン接種そのものが負担にならないかも心配。
私はいろいろと考えた結果、愛猫が14歳のときにワクチンを止めました。
その理由や、ワクチンの代わりにやり始めた予防対策などを書いていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- 愛猫が高齢になりワクチン接種をするか悩んでる
- ワクチンを止めた体験談が知りたい
- 日常生活の中でできる感染予防の方法が知りたい

ワクチンは猫の健康を守るためのものにゃ

リスクを考えて決断してくださいね!
そもそも猫のワクチン接種って何のため?
猫のワクチン接種は、ウイルスや細菌などの感染症を予防するためです。
病原体を弱くしたものを体に入れて免疫を作り、感染源に対抗するもの。
人間でいうインフルエンザワクチンのようなもので、感染リスクを下げたり重症化しにくくさせますよ。
ワクチンは、猫が感染しやすく、場合によっては命にも関わるものに絞っています。
いくつか種類があり、3種は3種類、4種は4種類、5種は5種類の感染症が予防できます。
老猫にもワクチンが推奨される理由
- 感染リスクが高い
- 重症化しやすい
- 体力が衰えている
高齢になるとどうしても免疫力が下がりやすくなります。
免疫力が低下すると抵抗力が下がるため、感染症にかかりやすく重症化しやすいです。
そのうえ老猫は病気になっていたり体の機能が衰えていることがあります。
体力も衰えやすいため治療が負担になってしまうことも。
老猫にワクチン接種させるリスクよりも、感染したときのリスクの方が大きいという考え方が一般的。
だからこそ、老猫にもワクチンが推奨されていますよ。
私が愛猫のワクチンを止めた理由3つ
必ず毎年というわけではありませんが、子猫のときから13歳までワクチン接種をしてきました。
今思えば3種でよかったかな…とも思いますが、5種のワクチンを使用。
13歳のときを最後に打つのを止めたのですが、その理由は3つあり、総合的に判断しました。
副作用らしき症状がでた
13歳のときにワクチン接種をしたのですが、その後に食欲不振になって元気がなくなり、下痢になりました。
獣医師に相談したところ、軽い副反応がでている可能性が高いとのこと。
高齢になると免疫力が低下するので、まれにワクチン反応が強く出ることがあると聞いてましたが…本当にあるんだという感じでした。
愛猫は、食欲不振と元気のなさ、下痢だけでしたが、発熱や患部の腫れなどの症状が出ることもあります。
幸いにも、数日経過すると症状はなくなりましたが、これがワクチン接種を止めるキッカケでした。
ウイルスと接触する機会が少ない
愛猫は幼いころから完全室内飼いで、動物病院くらいしか外出することはありません。
脱走する可能性はゼロに近く、ベランダや庭にも出しません。
アウトドアにも行かないし、小さい子供もいないので道端や草むらをあちこち触って、ウイルスなどが付着する可能性も低そう。
それでも衣類にウイルスが付いて、そのまま家の中に持ち込むこともあるかもしれませんが、可能性はそれくらい。
「ウイルスや細菌と接触する機会そのものが少なそう」というのもワクチンを止めた理由です。
ストレスを与えたくなかった
愛猫は外が嫌いで、動物病院に行くときは不安そうに鳴いてました。
体調が悪いときは仕方ないにしても、動物病院に行くことそのものがストレスなっている気がしました。
ストレスがかかると免疫が低下しやすくなり、病気をしやすくなります。
私が通っていた動物病院は人気で、待ち時間が長い…!
行く度にストレスがかかっているだろうなと思ったのも理由のひとつです。
老猫にワクチンを打つか悩むときに考えること
ワクチンを打ってよかったかどうかは結果論です。
どうなるのかは誰にも分かりませんし、しないで後悔することもあります。
愛猫の生活環境や感染リスクなどをよく考えて答えを出しましょう。
生活環境を考える
感染経路が多いと、それだけ感染リスクが高くなります。
飼い主さんが頻繁にアウトドアに出掛ける、猫が外に出ることがあるなどは注意。
猫同士の喧嘩や交尾、感染している動物の排泄物、感染している土や水からうつることもあります。
同居している家族も含めて、感染経路がどれだけあるか考えてみましょう。
多頭飼いかどうか
多頭飼いだと感染症のリスクが大きくなります。
1匹が感染すると、次々とほかの猫も感染しやすいです。
新入り猫が感染しており、迎え入れた直後に先住猫が感染した例も。
ちなみに猫と犬は、ほとんどの感染症を共有しません。
お互いに移し合うことは多くないため、その点は安心。
ただし、犬は散歩に行くので猫がかかるウイルスを持ち込むこともあります。
施設やサービスを利用するか
ペットホテルや動物病院で一時預かりをする場合、基本的にはワクチン証明書が必要です。
ほかの猫にうつさないために必須となっている施設が多いので、預ける機会があるかも考えましょう。
往診でもワクチンできる
動物病院でのストレスが心配で悩んでいるなら、往診でワクチンを受ける方法もあります。
往診とは、獣医師に自宅に来てもらって医療行為をしてもらえるサービス。
ワクチン接種の料金は5,000~7,000円ほどで、往診料金は1,000~5,000円ほどです。
外出しなくていいのでストレスを与えにくいですし、待ち時間もないので楽ですよ。
健康診断やほかの検査もしてもらえることも。
往診してくれるかどうかは動物病院によって異なるので問い合わせましょう。
ワクチン以外で老猫にできること
私は愛猫のワクチンを止めるにあたって、日常生活を見直しました。
もちろんワクチンのような効果はありませんが、健康的な方法ばかりなので、老猫のためにも日常に取り入れてみてくださいね。
手洗いや着替えをする
いくら完全室内飼いでも、飼い主が家にウイルスを持ち込むことがあります。
開けた窓から入ってくる可能性も否定できませんし、完全にシャットアウトするのは至難の業。
なので、せめて手洗いや着替えを徹底しましょう。
外に出たら手を洗う、帰ってきたら家着に着替えるなどして予防対策。
どちらもデメリットもリスクもなく、簡単なのでおすすめですよ。
ストレスを減らす
ストレスが溜まると免疫が下がり、感染しやすくなるとされます。
ストレスは病気の原因になりますし、いいことは1つもないので、できるだけ快適な生活環境を整えましょう。
私がやったのは、ゆっくりできる場所や老猫に負担の少ないおもちゃの用意、構って欲しそうなときにスキンシップを取る、など。
高齢で少しジャンプ力が低下してきたので、所々にステップや踏み台を置いたりもしました。
こちらでおすすめのオモチャを紹介しています↓
免疫調整サプリメントを与える
感染症や病気を予防するためには、免疫力を下げないことが大事。
食事・運動・ストレスの3つが重要だとされているので、食事にも注意したいところです。
とはいえ、猫は好き嫌いがあって好みじゃなければ食べません。
免疫サポートをうたうフードもありますが、サプリを与えるのもおすすめ。
上記は、免疫サポートで有名なサプリメント。
強い体や健康の維持に期待でき、動物病院でも採用されていますよ。
粉タイプはご飯に混ぜればいいので与えるのも簡単。
お試しの少量パックもあります。
老猫にワクチン接種するかどうかは状況次第
老猫にもワクチン接種が推奨されていますが、絶対ではありません。
どれだけ感染経路があるのかは家庭によってさまざま。
愛猫の健康状態も考えながら選択してあげましょう。

ワクチンをした方がいいかどうかは猫と環境次第にゃ

接種しないなら、より感染しにくくなるように予防しましょう!