こんにちは、こけしです!
老猫は毛がパサつきやすいですが、逆にベタベタになることも。
私の愛猫も、背中や尻尾の付け根あたりがベタベタになったことがあります。
ワックスのようにネバネバしていて、ブラシが通らないので焦りました…。
原因や予防法、あれやこれや試したなかで、効果があったお手入れ方法を紹介しますね!
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫の毛がベタベタするので取りたい
- 老猫に負担が少ない方法でケアしたい
- 原因を知って再発予防したい
ベタベタすると気持ち悪いにゃ…
無理に取ると痛いので、優しくキレイにしてあげましょう!
老猫の毛がべた付く原因3選
成猫でも毛がベタベタすることがありますが、老猫によく見られるのは、こういった理由からです。
高齢になると毛づくろいの時間がへる
毛づくろいは、人間でいうお風呂やシャワーです。
ザラザラする舌で全身を舐めることで体をキレイにしていますよ。
しかし、猫も高齢になると体が固くなったり、歯の痛みや口内炎などのトラブルで、毛づくろいをしなくなることも。
体が固くなって面倒、口が痛くて舐めれないなどの理由で、サボりやすいですよ。
猫は人間のように体に汗はかきませんが、全身に皮脂腺があり、皮膚からは皮脂がでています。
つまり、人間がお風呂に入らずにいてベタベタになるのと同じような感じです。
ターンオーバー異常が起こりやすい
猫の場合、21日周期で新しい皮膚に生まれ変わっているとされます。
老猫は皮膚の代謝が落ちやすいため、ターンオーバーがうまくいかなり、皮脂腺がつまることも。
皮脂腺は体中にありますが、とくに腰や尻尾のあたりに多くあります。
そのため、背中から腰にかけて、尻尾の付け根あたりがベタベタしやすいです。
免疫力の低下により皮膚疾患にかかりやすい
人間と同じで、猫も高齢になると免疫力が低下しやすいです。
健康体そのものであっても、年齢とともにトラブルが起こりがち。
たまった皮脂に雑菌が繁殖する、細菌に感染するなどし、悪化することも。
成猫時は問題なくても、老猫は免疫が低下しているので、皮脂のつまりから皮膚トラブルに発展しやすいです。
愛猫の毛がベタベタするときの対処方法
老猫の毛がベタベタするとき、そのまま放置すると悪化しやすいです。
飼い主にできるケアや対処法を実践しましょう。
ブラッシングする
毛がベタベタしていると、落ちたり抜けたりしにくいです。
本来は抜け落ちるはずの毛が絡まった状態になるため、ブラッシングで取ってあげましょう。
そのまま放置するとムレてしまい、雑菌が繁殖しやすくなります。
目が細かいブラシだと毛に入らないため、目が粗いものがおすすめ。
それでも引っかかってしまうときは、洗い流さないシャンプーなどをして皮脂を取り除いてから、ブラシを使ってくださいね。
ブラッシングは被毛を整える基本ですし、ベタベタ予防にもなります。
いつもであれば、短毛種は週に2~3回、長毛種は1~2日に1回が目安。老猫の毛がベタベタするときは、もう少し多めに手入れしましょう。
洗い流さないシャンプーを使う
負担を減らすためにも、洗い流さないシャンプーがおすすめ。
タオルやコットンに染み込ませて拭く、直接スプレーしたあとにタオルで拭くなどして、ベタベタする部分を洗いましょう。
毛並みにそって拭いてもいいですが、べた付きがひどいときは毛を根本を立ち上げて、毛並の逆から拭きましょう。
強くこすると痛いので、軽くなでるようにして洗ってあげてくださいね。
あまりにもべた付きが強いときは、その部分の毛をカットしてもOKです。
猫の皮膚は想像以上に伸びるので、毛をカットするときにそのまま切るのはNG。
ベタベタすると毛が固いこともあり、誤って皮膚を切りやすいので注意してください!
コームを差してはみ出た部分だけを切るなどし、絶対に皮膚を切らないようにしてくださいね。
動物病院に連れていく
ベタベタでフケもでる、肌にフケがびっしりある、毛穴の黒ずみなどの症状があるなら、脂漏症やスタッドテイルなどの皮膚疾患の可能性があります。
脱毛したり湿疹ができたり、赤くなったりする場合は、真菌やアレルギーが原因であることも。
老猫にはあまりストレスを与えなくないので、動物病院に連れていくかどうか迷うところですよね。
病気の可能性も否定できないのですし、症状や状態をみて飼い主さんが判断してくださいね。
症状の改善やケアに便利!負担をかけにくいおすすめグッズ
老猫の毛がベタベタしているとは、便利グッズを使って対処しましょう。
実際に私が使ったものと同じ商品が見当たらなかったので、似ているものを紹介します!
予防にもなるので、定期的にケアしてあげてくださいね。
流さないドライシャンプー
泡タイプは液体よりも垂れにくく、汚れている部分にしっかりつけやすいです。
手の平に泡をのせ、気になるところを軽くモミモミするように馴染ませて使っていました。あとはタオルで泡を拭くだけなので簡単ですよ。
ピンポイントで洗いたいときは泡タイプが便利です。
使い捨てシャンプータオル
ウェットティッシュタイプは、サッと使えて便利です。べた付きがひどいときではなく、症状が軽いとき、治りかけてきたときにおすすめ。
片手で猫の毛を逆毛にしつつ、サッと皮膚を拭いてあげましょう。
老猫の毛がベタベタするのは皮膚に問題があることが多いですが、ウエットシートタイプなので、皮膚を拭きやすいですよ。
手袋型のラバーブラシ
撫でながらブラッシングができるので便利です。
手にはめて使えるので力加減や微調整ができ、気になるところをピンポイントでキレイにできる優れもの。尻尾も軽くつかんで一気にブラッシングできますよ。
手袋タイプは、そのまま洗って干せるので清潔です。
背中や尻尾がベタベタしたら体をキレイにしよう
背中や尻尾がベタベタするのは、皮膚からでた皮脂が原因なことが多いです。
毛に絡まったベタベタを取りつつ、皮膚を清潔にしていくことが大事。
無理に引っ張って取ると痛いので、様子をみて力加減しながらケアしてくださいね。
猫は皮膚が薄いから優しくしてほしいにゃ!
しつこくケアするとストレスを与えるので、さっと短時間で済ませましょう!