こんにちは、こけしです!
老猫は高齢ですし、引っ越しするとなると心配ですよね…。
私は愛猫が15歳のころに引っ越しをしました。
そのときの流れや必要なもの、注意点、引っ越し後の愛猫の様子など、経験談も含めて書いていきますね。
この記事はこんな人におすすめです!
- どんな移動方法で引っ越そうか悩んでいる
- 引っ越すときの大まかな流れが知りたい
- 老猫を連れて引っ越しする注意点が知りたい
- 何を準備すればいいのか知りたい
猫にとって引っ越しは一大事にゃ…
ストレスで体調を崩すこともあるので配慮してあげましょう!
猫と引っ越すときの移動方法とそれぞれの特徴
主な移動方法は、車・飛行機・新幹線や電車の3つです。
老猫と引っ越しするときは、事前準備が重要。
何で行くかによって必要なものが変わるので、まずは移動手段を考えましょう。
車で移動する
新幹線や飛行機とは違い、完全個室なのがメリットです。
周りへの配慮も必要ないので、猫も飼い主もストレスや心配が少ないですよ。
念のためにキャリーケースの下にペットシーツを敷いた方がいいですが、いつも使っているトイレをそのまま車に乗せてもOK。
休憩を取って、ご水を飲ませたりトイレを使わせることもできるなど、自由度が高いです。
老猫は体力が衰えやすく、ストレスも感じやすいです。
可能であれば、一緒に車で新居に行くのがおすすめです。
新幹線や電車で移動する
車より早く目的地に着きますし、料金もリーズナブルなのがメリット。
基本的には、キャリーケースに入れて「手回り品きっぷ」を購入すれば一緒に乗れます。
新幹線であれば、距離に関係なく1回につき290円、縦・横・長さが120センチ以内、キャリー込みで10キロ以内などの条件があります。
鉄道会社によって条件が違うので確認してくださいね。
ただし、公共の乗り物なので、老猫にストレスがかかりやすいです。
動物嫌いの人や、騒がしい集団と乗り合わせることも…。
繁忙期は避ける、どうしようもないときはデッキに避難するなどして対応。
車だと遠すぎる、車で行けない理由があるときにおすすめの方法です。
飛行機で移動する
私は遠距離だったので、飛行機と車で新居に行きました。
メリットがあって選んだというより、それしか選択肢がないような状況だったから。
条件は航空会社によって違います。
30分前までにカウンターで受け付けをする、指定サイズのキャリーに入れる、ワクチン接種を受けている、など。
料金は3,000~6,000円ほどで、愛猫は5,000円くらいでした。
空港は市街地から少し離れてますし、チェックインなどもあってトータルの時間がかかりがち。
ペットは手荷物扱いになるため、負担も大きいです。
貨物室に入ることになり空調も万全ではないため、真夏や真冬は避けたほうが安心。
車や新幹線とは違い、猫の様子を確認することもできないため、可能であれば他の方法で移動することをおすすめします。
移動手段ごとに必要なものを用意する
老猫と引っ越しするときは、できるだけストレスを与えないようにしましょう。
安全面なども考える必要があるので、こういった物を準備しておくと安心です。
キャリーケース
車、新幹線、飛行機などの手段に関係なく必要です。
新幹線は縦・横・長さが120センチ以内、飛行機は航空会社ごとにサイズを指定しているので、条件に合ったものを購入しましょう。
猫は嗅覚が鋭く、食べ物を選ぶときも嗅覚が頼り。
慣れた匂いだと安心しやすいため、早めに準備して部屋に置いて匂いをつけるのがおすすめ。
上記商品は、扉を外してハウスとしても使えますし、お皿つきで便利。
サイズも一般的な飛行機に対応していますよ。
ペットシート
キャリーケースの中に敷くので、こちらも移動手段に関係なく必要。
必須ではないですが、慣れない環境で漏らしたり吐いたりすることもあります。
汚れたとき用に替えも準備しましょう。
ご飯や水
慣れない環境なので飲み食いしない可能性が高いですが、念のために用意します。
車移動の場合は、いつもの器で休憩中にあげてもOK。
新幹線内ではキャリーから出すことができないので、チュールタイプのご飯・オヤツや、スポイトなど、隙間から差し込めるものを用意すると便利ですよ。
飛行機はキャリーに給水機を取り付けられることもあるので、航空会社に確認してから購入。
ただし、無理にご飯を食べさせたり水を飲ませる必要はないので、老猫の様子を見ながら与えてくださいね。
匂いのついたブランケットやおもちゃ
匂いのついたブランケットやおもちゃも持参しましょう。
移動するのは負担になりますし、老猫は若い猫よりも、ストレスを感じやすいと言われます。
慣れた匂いがするものをキャリーの中に入れ、安心感を与えてあげましょう。
ブランケットをキャリーの下に敷くと、クッションにもなります。
新幹線や車の場合は、上からかけてあげると目隠しになりますし、多少は音が遮られるのでおすすめです。
クールマット
夏場に飛行機に乗せるときは用意しておきましょう。
ペットを飛行機に乗せるときは貨物室に入るため、空調が万全ではありません。
寒いのはまだしも、暑さは命にかかわります。
凍らせたペットボトルや凍った保冷剤は、飛行機が斜めになったときにゴロゴロ転がって猫にぶつかることもあります。
溶けると周りが濡れるため、よけいなストレスを与えてしまうことも。
安全性を考え、上記のように柔らかいものがおすすめ。
冷えすぎず柔らかいものを使ってあげてくださいね。
15歳の老猫を連れて引っ越したときの流れ
私の場合は、長距離のため飛行機で引っ越しをしました。
愛猫は高齢ですし、引っ越し後はゆっくりさせてあげたかったので、先に新居を整えることに。
その経験談や流れを書いていきますね。
ステップ①先に新居の環境を整える
長距離だったこともあり、大型の荷物はある程度処分。
必要な物は先に新居に送り、私だけ受け取りのためにいったん新居へ行きました。
旧家に残ったのは、人間の家族と愛猫、猫用品と日々使うもの、カーテンと寝具くらい。
私は新居にて、家具の配置や電気・水道の確認、ガスの立会いなどをしました。
水光熱は2週間前に予約しておいたのでスムーズ。
とくにガスは立ち合いが必要なので、早めに予約することをおすすめします。
ステップ②旧家に戻る
数日かけて新居を整えたあと、旧家に戻りました。
猫用品なども購入し、準備は万端。
家族がいるので新居で待つという選択もありましたが、愛猫もいるし色々と荷物もあるので、私もいったん戻りました。
ステップ③当日に細々したことを済ませる
いざ愛猫を連れて引っ越し当日。
調理器具や布団など、旧家に残していたものを段ボールに詰めて、ゆうパックで送りました。
布団や枕は圧縮袋に入れると小さくなります。
事前に連絡しておいたので、当日に段ボールに詰めるだけ。
集荷をお願いしていたので、家まで取りに来てくれました。
退去の立会いをし、鍵も返却。
吐いたりしないように愛猫には早めにご飯。
業者さんが来ている間は、別の部屋にいてもらいました。
猫用品や当日使うものはスーツケースに入れて移動。
愛猫はキャリーケースに入ってもらい、そのまま空港へ向かいました。
ステップ④新居に到着
なんとか無事に新居に到着。
すでに私が環境を整えていたので、すぐに住める状態。
すぐに愛猫をキャリーから出し、持ってきた猫用品を置き、配置を整えました。
新居についてからの愛猫の様子
無事に新居につきましたが、家具やソファーの裏に隠れて出てきませんでした。
当日はほとんどご飯を食べませんでしたが、おやつは食べてくれて少し安心…。
翌日からは、警戒しながらもご飯を食べるように。
たしか、おしっこをしたのは引っ越しの翌日、うんちは更に翌日だったと思います。
少し慣れてきたのは1週間くらい経ってからです。
探検したりおもちゃで遊んだりと、いい感じ。
1ヵ月ほど経つとかなり慣れてきて、ごく普通に過ごすように。
愛猫が2歳のころにも引っ越したをしたのですが、その時はすんなり慣れてくれました。
今回は長距離というのもありますが、高齢になったことで環境に慣れるのに時間がかかったのかもしれません…。
老猫を連れて引っ越すときの注意点
老猫と引っ越しするときは、いくつか注意しておくことがあります。
猫は喋ることができないので、飼い主さんが気を配ってあげましょう。
前の家で使っていたものを使う
なるべく家具やカーペットなど、前の家で使っていた物はそのまま新居でも使いましょう。
猫にとって、慣れた匂いがするというのは安心材料の1つ。
いずれ買い替えるにしても、ある程度環境に慣れるまでは馴染みがある物を使うのがおすすめです。
大型家具は持っていけないにしても、カーテンやカーペットなど、持ち運びやすい物はなるべく再利用しましょう。
トイレや砂を持って行く
引っ越しするときは、現在使っているトイレや砂を持って行きましょう。
猫はトイレに不満があると、トイレ以外の場所で排泄をすることがあります。
自分の匂いがすれば安心するため、できれば同じものを使うのがおすすめ。
移動方法によってはトイレそのものは持って行けないことがあるため、そのときは使用済みの砂だけでも持って行くようにしてくださいね。
新居に隠れ場所を用意する
猫は慣れない環境だと警戒心が強くなります。
警戒すると、本能的に狭くて暗い場所に隠れたがるので、場所を用意しましょう。
部屋のすみに穴を開けた段ボールにを置く、ソファーや棚を壁にピッタリ配置させず隙間を空ける、クローゼットを開けておくなど。
いくつか隠れ場所ポイントを作っておき、猫に選ばせてあげましょう。
おやつを用意する
引っ越しをしたあとストレスで食事を食べないことがあるので、愛猫が好きなおやつも準備しておきましょう。
一般的に、成猫や老猫は1日以上なにも食べないと要注意とされています。
長時間食べないと低血糖症や脂肪肝になるリスクも。
いつものフードだけではなく、愛猫が好きなおやつも購入しておくと安心です。
引っ越し後は構いすぎない
猫には猫のペースがあるので、引っ越し後は構いすぎないでおきましょう。
匂いや外の音、新しい家具など、猫にとって未知の場所。
とくに老猫は新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあるので、そっと見守ることも大事です。
無理をさせずに猫のペースに合わせましょう。
動物病院を探しておく
引っ越しする前に、近くに動物病院があるかどうか確認しておきましょう。
異変が起こったときにその場で病院を探すのは大変。
引っ越し後にすぐ体調を崩すこともあります。
何かあったときにすぐに行けるように、動物病院を探しておくと安心ですよ。
愛猫の体や心に負担をかけないようにしよう
老猫と引っ越しするときは、しっかり計画することが大事。
猫の移動方法や業者に依頼する日にちなど、先に順序を決めてやるべきことをリストアップしましょう。
キャリーケースやペットシーツ、おやつなども準備し、快適に引っ越せるようにしてあげてくださいね。
前もって計画しておくと失敗しにくいにゃ
できるだけ負担が少ない方法を実践してあげてくださいね