こんにちは、こけしです!
私の愛猫はずっと治療が続くような病気はしませんでしたが、高齢になってからはいろいろなトラブルがありました。
あるとき、いつも以上に寝てばかりになり、何だか様子もおかしい…。
動物病院に連れて行くと、胸水がたまっていることが分かりました。
そのときの体験談や、老猫が寝てばかりになる原因や病気のサイン、飼い主さんができることを書いていきます。
この記事はこんな人におすすめです!
- 老猫が寝てばかりで心配してる
- 動物病院に連れて行くかどうか悩んでる
- 愛猫にしてあげられることを知りたい
- 胸水がたまった体験談が知りたい
老猫が寝てばかりになる主な原因3選
- 老化
- 病気や疾患
- 関節痛
猫はもともと睡眠時間が長いです。
高齢になると体の機能が低下しますし、好奇心が減って活動量も減ることで、より寝る時間が長くなりやすいですよ。
成猫で16時間ほど、老猫になると20時間以上も寝ることも。
老化には個体差がありますが、11歳以上のシニアになると睡眠時間が長い傾向があります。
また、病気や疾患があると、体調が悪いので睡眠時間が増えやすいです。
猫は不調をがあると人目に付かない場所を好みやすく、寝床にいる時間が長くなることも。
関節痛を起こすと痛みがあるため、あまり動きたがりません。
老猫が老化して寝てばかりになるのはある意味では当然。
しかし病気や疾患、関節痛などが原因のこともあるので注意が必要です。
動物病院に連れて行ったほうがいい症状やサイン
- 人目を避ける
- 触られるのを嫌がる
- 急に寝てばかりになった
- いつもと違う行動をする
- 食欲や飲み水の量に変化がある
- 下痢や嘔吐などをする
体調が悪いとき、猫は本能的に隠れたがります。
静かな所でゆっくり過ごしたがり、飼い主さんを避けることも。
老化が原因の場合は、だんだんと寝る時間が長くなりやすいです。
急に寝てばかりになるのは、何かしらの異常サインかもしれません。
いつもと違う場所で寝る、寝る体勢が変わった、習慣が変わったなど、変化があるときは要注意。
また、体調が悪いときは、食事・水・トイレ関係の症状が起こりやすいです。
食欲がない、水をよく飲む、便秘や下痢、嘔吐など。
関節痛のときは運動や段差を嫌がりやすいですし、注意深く愛猫を観察しましょう。
愛猫に胸水が溜まったときの体験談
あるとき、愛猫の睡眠に違和感がありました。
いろいろと観察するとどうもおかしく、獣医師に診てもらうと胸水が溜まっていました。
そのときの体験談や治療について書いていきますね。
愛猫の症状
- 寝る時間が長い
- いつもと違う場所で過ごす
- 横向きでしか寝ない
- 呼吸が早い
- 少し下痢ぎみ
最初に気付いた違和感は、寝る時間が長いこと。
高齢なので睡眠時間はもともと長いですが、愛猫は早起きで、朝になるとよく私を起こしてくれました。
しかし数日間ほど遅くまで寝ていて、起こしに来ません。
どうも違和感があり、注意深く観察するように。
すると、朝・昼・夜と、時間帯によってまったりする場所がだいたい決まっていたのに、いつもと違う。
仰向け、香箱座り、横向きといろいろな姿勢で寝ていたけど、なぜかいつも横向き。
そして、呼吸がいつもより早い気がしました。
食欲はありパクパクとフードを食べ、水も普通に飲んでいますが、少し元気がなさそう。
少し下痢ぎみでうんちが緩かったです。
胸水を治療した流れ
レントゲンを撮り、胸水が溜まっていることが分かりました。
胸水が溜まる原因は、心疾患や腫瘍など。
肥大型心筋症の可能性が高いとのことでしたが、レントゲンの結果は異常なし。
病気を調べるためには、もっと詳しく検査をする必要があります。
しかし愛猫は当時すでに20歳を超えた老猫…。
高齢で負担が大きいことから獣医師と相談し、ひとまず飲み薬を使うことになりました。
名前は忘れたのですが、利尿作用がある薬です。
食事を食べないと副作用が起こりやすく、飲ませられない薬とのこと。
幸い、愛猫は食欲があったので飲むことができました。
どうなることかと心配しましたが、翌日には呼吸が少し落ち着いた様子。
それから数日後にはすっかり元気を取り戻し、後日検査を受けると胸水がなくなっていました…!
どんな治療が向いてるのかは老猫の状態によって違います。
かかりつけの獣医師と相談しながら決めてくださいね。
長時間寝る老猫に飼い主がしてあげられること
老猫が寝てばかりなのは、老化や病気、関節の痛みが原因のことが多いです。
どちらにしても寝る時間が長くなるので、過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
体への負担が少ないベッドを用意する
寝てばかりの老猫には、居心地がいいベッドを用意してあげましょう。
老猫は足腰が弱りやすいため、ふわふわ素材だと立ち上がるときに苦労しやすいです。
下記のように、ある程度の反発があり、体重が分散するものがおすすめ。
体への負担の少なさ、枕になる部分があるか、防水加工など、機能や扱いやすさで選びましょう。
落ち着いて眠れる場所を作る
猫はストレスに弱とされるので、落ち着ける環境を心がけましょう。
ストレスが溜まると、免疫が下がったり病気になったりすることがあります。
老猫が寝てばかりになるのは、老化や病気などが主な理由。
体力を温存したり回復させる必要があるため、ゆっくり寝れる環境が必要です。
静かで薄暗い場所、人があまり来ない場所など。
飼い主さんの近くを好む猫もいるので、愛猫が安心して眠れる場所を作りましょう。
運動できる環境を作る
寝てばかりいると筋力が低下するため、運動できる環境を整えましょう。
病気や体調不良が原因のときは運動させる必要はありませんが、老化が原因のときは運動も必要。
動かないと筋肉が減り、足腰が弱くなって食事やトイレに苦戦することもあります。
よかれと思ってフードや水を猫の近くに置くと、よけいに歩かなくなり、老衰が進むことも…。
猫の状態にもよりますが、動いたり歩けるなら、甘やかし過ぎないことも大事ですよ。
老猫には激しい運動は必要ないので、歩いたり段差を上り下りするくらいでもOKです。
愛猫をよく観察する
猫は不調を隠したがるので、異変がないか観察しましょう。
トイレや食事、日頃の様子などはもちろん、寝ているときはこういったこともチェックしてくださいね。
- 寝るときの姿勢に違和感がないか
- 妙な音がしないか
- 呼吸が早くないか
痛みなどがあると、いつもと違う姿勢で寝やすいです。
猫も寝息を立てることがありますが、いつもと違う音がするときも注意。
気管支炎や肺炎のときは、ヒューヒュー、ゴーゴーなど、寝息とは違う音がすることも。
また、猫の呼吸は、起きているときは1分間に20~40回、睡眠時は1分間で30回以下が一般的とされます。
呼吸が早いときは、心臓や呼吸器系のトラブルを抱えていることもあります。
飼い主さんしか不調に気付いてあげられないので、違和感がないかチェックしましょう。
老猫をよく観察しつつ環境を整えてあげよう
老猫が寝てばかりのときは、ただの老化のこともあれば、病気のこともあります。
異常がどうか見極めるポイントは、食事やトイレ事情、いつもと違う行動をするかなど。
様子がおかしくないか確認しつつ、生活しやすいように工夫してあげてくださいね。
注意深く観察して早期発見しましょう!
飼い主だけが頼りにゃ。あとは頼んだにゃ…