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老猫がご飯を食べない!理由&実際に効果的だった対策方法を紹介

こんにちは、こけしです!

老猫がご飯を食べないと心配になりますよね。

痩せる・寝てばかりだと、寿命や余命が迫っているのでは…と考えてしまいますが、その気持ちは本当によく分かります。

24歳まで生きてくれた私の愛猫も、老猫になってからは食欲が減り、なかなか食べてくれませんでした

いろいろと試してきたので、その中から実際に効果があった対策方法を紹介していきます。

老猫が食べない時でも、工夫次第で食べるようになることもありますよ。

ねこきち
ねこきち

食べなくても、またよく食べるようになることもあるにゃ

こけし
こけし

実体験を中心に書くので参考にしてくださいね

この記事はこんな人におすすめです!

  • 老猫がご飯を食べない理由を知りたい
  • 老猫が食べないので何とかしてあげたい
  • 実際に効果があった対策方法が知りたい
  • 寿命や余命が近い老猫に少しでも食べさせたい

老猫がご飯を食べない理由と原因4選

老猫がご飯を食べないということは、どんどん痩せるということ。食事をしないと寿命が縮んでいくのは当然です。

では、なぜ食べないのか、まずは理由や原因を知りましょう。

人間と同じように、猫も高齢になると食欲が減ってきます。

老猫になると運動量が減って寝る時間が長くなりますし、基礎代謝も下がります。

若いころのようにカロリーを必要としなくなるため、単純に食事の量が減りますよ。

また、消化器官などの機能が低下することも原因のひとつ。

胃腸などが弱くなってくることで、ご飯を消化しにくくなって食べる量が減りやすいです。

猫にとって、食事と嗅覚は切り離せない関係です。

ご飯を出したときにクンクンと匂いを嗅ぎますが「安全かどうか」「美味しそうかどうか」を確認していますよ。

嗅覚が刺激されることで食欲がでますし、ご飯を選ぶときも嗅覚が頼り。

高齢の老猫は、嗅覚が衰えやすいです。鼻づまりや鼻水などのトラブルも起こりがち。

嗅覚が衰えたりトラブルが起こることで、食欲が減ったり安全確認できなかったりして、ご飯を食べないことが増えてきます。

猫は虫歯にはなりませんが、歯垢がたまったり歯石ができたりします。

歯周病や口内炎になると痛みがあり、食べること自体が苦痛になってきます。

老猫になると口内トラブルが起こりやすいため「柔らかいものだけ食べる」「食べないで水は飲む」ということもあります。

消化器系、泌尿器系、腎臓系など、食欲が落ちる病気は多数あります。

老猫がなりやすい病気のひとつである慢性腎不全は「ご飯は食べないが水はよく飲む」という症状がでやすいですよ。

病気によって食べない場合は、治療が必要

老猫がそのまま食べないと、さらに痩せることになり寿命も縮んでいくため、動物病院で診察を受けましょう。

実際に効果があった方法を紹介!老猫が食べないときの対処方法

私の愛猫は24歳まで生きてくれましたが、18歳ごろから食欲が減ってきました。

いろいろな方法を試して食べるようになり、また食べなくなって新しい方法を試す…という繰り返し。

では、愛猫に効果があった方法を紹介していきます。

段階的にご飯を変えていったので、私が実際に試した順で説明していきますね。

こけし
こけし

順番はあくまで参考程度にしてください

ねこきち
ねこきち

猫それぞれだから、愛猫に合いそうな方法を試すといいにゃ

私の愛猫の状態

  • 18歳くらい
  • 今まで何でも食べていたが好き嫌いがでてくる
  • 健康状態は良好

食欲はありましたが、この頃から好き嫌いがでてくるようになりました。

ご飯を出すと匂いは嗅ぎますが、プイっと顔をそむける感じ。

そこで、ドライフードを見直すことにしました。

ドライフードを見直すポイント
  • 匂いが強いドライフードを好みやすい
  • 慣れていない味は好みにくい
  • 味やメーカーごとに好き嫌いがでやすい

今まではプレミアムフードを与えていましたが、良質な素材を使ったものはほとんど食べない状態でした。

老猫になって嗅覚が衰えたからなのか、香料などが入っているリーズナブルなドライフードを好んで食べるように。

それでも、新しいドライフードに替えると最初は食べますが、だんだん飽きるペースが早くなります。

1回食べると、2回目以降は食べなくなることも…。

私の愛猫はチキン味が好きだったのですが、新しいフードもチキンを好んで食べていました。

メーカーごとに材料が似ているからなのか、メーカーにもハッキリとした好き嫌いが。

私は50種類以上のカリカリを試しましたが、食べたことないような味は食いつきが悪かったです。

カリカリを見直すときは、愛猫の好みの味・好きなメーカーに絞って探すと効率がいいと思います!

私の愛猫の状態

  • 20歳くらい
  • ドライフードはほとんど食べない
  • ウエットフードの食いつきが良い

この頃になるとドライフードはほとんど食べなくなりました。

しかし、ドライの方が効率よく栄養が摂れるため、総合栄養食のウエットに混ぜて与えることに。

もともとウエットをあまり食べさせていなかったからか、食いつきが良かったです。

ドライを砕いて混ぜるときのポイント
  • かなり細かく砕いた方が食いつきがいい
  • パテやペーストだとドライを混ぜていると気づかれにくい
  • ドライを砕いてジプロックで保管する

砕いたドライの粒が残ると食いつきが悪かったため、ミキサーで粉状にしていました。

毎回ミキサーを使うのは大変なので、3日分ほどまとめて砕いて保管。

食べるときに混ぜて与えるのがおすすめです。

ただし、最初は混ぜても問題なく食べていましたが、だんだん食いつきが悪くなっていきました。

食べないときは、ドライの割合を減らしながら調整してくださいね。

私の愛猫の状態

  • 21歳くらい
  • ドライを混ぜたウエットフードは食べない
  • 寝る時間が長くなり老化が進む

私の愛猫は年齢のわりに元気でしたが、この頃から老猫らしくなってきました。

ドライフードを混ぜると食べないため、総合栄養食のウエットをそのまま与えることにしました。

ウエットフードを与えるときのポイント
  • できるだけ総合栄養食のウエットフードを選ぶ
  • 食べやすい形状を選ぶ
  • 食べやすいようにサポートしてあげる

最初はよく食べていましたが、食べないようになり、結局50種類以上のウエットフードを試しました。

ウエットにもさまざまな形状がありますが、スープやパテは食べやすかったようです。

また、ゼリータイプもおすすめ。

潰さずに、それぞれ2cmほどの四角形にフォークでカットして与えると、よく食べてくれました。

ゼリー状はツルンと口の中に入るので、食べやすかったようです。

老猫になると、うまく食べれないことが増えてきます。食べ方が下手になり、ポロポロとこぼして嫌になって食べないことも。

食べないままでいると、痩せる、寿命が縮むなどするため、飼い主のサポートが必要です。

老猫が自分で食べないのはわがままではないですよ。

食べない時は、食べやすい形状を選んだり、手で食べさせたりしてあげましよう。

総合栄養食がダメなら、一般食でもOKです。

私の愛猫の状態

  • 22歳くらい
  • ウエットフードを食べなくなった
  • 余命を覚悟するほど痩せる

この頃になると、水は飲むものの、ほとんどオヤツしか食べない状態

いつの間にか老け込んでおり、老猫らしく寝てばかりでした。

いろいろと試した中で効果があったのが、総合栄養食の粉ミルクです。

粉ミルクを与えるときのポイント
  • 全年齢用の総合栄養食ミルクを選ぶ
  • いつでも飲めるように置いておく
  • 様子を見ながらドライやウエットフードも与える

寿命が迫っていることを覚悟していましたが、粉ミルクを与えるとグビグビ飲んでくれました。

もっと早く与えれば良かったと後悔…。

その後、劇的に体調が良くなり、ウエットやドライを食べてくれるまでに回復

様子を見ながらウエットやドライを与えつつ、いつでも粉ミルクを飲めるように置いておきました。

おすすめは、全年齢用の総合栄養食の粉ミルクです。

もちろん飲んでくれることが大前提ですが、栄養を考えると総合栄養食の方がいいですよ。

私の愛猫の状態

  • 23歳くらい
  • 総合栄養食の粉ミルクを飲まない
  • ウエットフードを食べない
  • 獣医師から老衰だと告げられる

老猫の中でもかなり高齢になり、ほとんど食べない状態。

総合栄養食ではなく一般食のウエットフードも与えてみましたが、食べる気はなさそうでした。

動物病院に行くと、寿命が迫っていると告げられることに。

獣医師から「食べないよりは、おやつでも何でも食べさせたほうがいい」とのアドバイスをもらい、
猫用おやつを与えることにしました。

おやつを与えるときのポイント
  • 固形よりも液体のほうが好みやすい
  • 時間は決めずに食べれるときに食べさせる
  • いろいろと試してお気に入りを見つける

最初は固形のおやつも食べていましたが、だんだんと固形物を嫌がるように。

基本的には、液体のおやつばかりで、固形物はほとんど食べないようになりました。

ただし、猫用のおやつミルクに、総合栄養食のミルクを混ぜると飲むこともありましたよ。

私の愛猫のお気に入りは、猫用のおやつミルクと、チュール系のとろとろしたおやつ。

好き嫌いがかなりでてくるので、小分けパックを買っていろいろと試すのがおすすめです。

私の愛猫の状態

  • 23歳後半くらい
  • 猫用のフードはほとんど食べない
  • 獣医師から余命2ヵ月だと告げられる

この頃になると、水は飲むものの、猫用のオヤツすら食べない状態。

いろいろ試した中で唯一食べたのが、肉や魚などでした。

肉や魚を与えるときのポイント
  • 人間用の食材を与える
  • 味のついていないものを与える
  • 生で食べさせるときは危険性を理解する

愛猫が気に入ってくれたのは、鶏ササミ・焼きししゃも・生サーモン・カツオのタタキ。

ササミは茹でて与え、ししゃもは塩分が多いので塩抜きをしてから焼いて与えていました。

生サーモンは人間用の刺身カツオのタタキも、しっかりと洗ってから食べさせていました。

しかし、よく食べていたものの、だんだんと食欲がなくなっていく様子…。

愛猫が最後まで食べれくれたのは、生の鶏ササミです。

そこから一時的に回復したり状態が悪くなったりしましたが、ほぼ最後まで生の鶏ササミを食べてくれました。

すでに余命2ヵ月だと宣告されていましたが、9ヵ月も生きてくれました。

注意点

老猫がご飯を食べない時はいろいろ試してみよう

  • 総合栄養食がベストだが一般食やおやつでも構わない
  • 食べやすさも重視して飼い主がサポートする
  • 無理をさせず老猫ファーストでご飯を与える
  • 老猫が食べない時は一度は動物病院に行く

老猫がご飯を食べないといっても、それぞれ段階があります

ドライフードを見直したり、ウエットフードを選んだり、粉ミルクを与えたりと、さまざま。

病気の可能性もあるので、一度は動物病院に行きましょう。

老猫の状態によって効果的な対策方法が異なるので、よく観察して実践してくださいね!

ねこきち
ねこきち

歳をとるとご飯を食べるのも一苦労にゃ

こけし
こけし

みんなの大切な老猫さんが少しでもご飯を食べてくれますように…

ペットなどの記事を執筆するフリーライター。
24歳まで生きてくれた猫の飼い主。

猫の虜となり、健康で楽しく過ごしてもらうために猫の勉強をし、さまざまな方法を試行錯誤。ネットや本を読み漁り、愛猫のためになる情報を血眼で探して実践。

失敗や後悔も山ほどあり「あのときに私が見たかった老猫サイト」を目指している。

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