こんにちは、こけしです!
哀愁を感じる姿、ゆったりした動きは、老猫の魅力のひとつです。
独特のかわいさがありますが、高齢なのでより健康に気を配ってあげたいところ。
老猫の背骨がゴツゴツしていると「痩せすぎかも…」「病気なのかも…」と、心配になりますよね。
問題ないかどうか答えから先にいうと、どちらともいえます。
背骨がゴツゴツしてる老猫は、問題ある場合・問題ない場合があるにゃ
愛猫が大丈夫かどうかチェックしておくと安心ですよ!
この記事はこんな人におすすめです!
- 愛猫が痩せすぎなのかどうか知りたい
- 老猫の背骨がゴツゴツしている理由が気になる
- 動物病院に行くべきかどうか知りたい
【老猫の背骨のゴツゴツ】問題ありかなしかチェック!
老猫の背骨がゴツゴツしていれば、痩せすぎというわけではありません。愛猫と比較して、問題ありかどうかチェックしてくださいね。
愛猫は大丈夫?痩せすぎかどうかの判断基準
基本的には、以下の基準で判断しましょう。
- ふれなくても見ただけでゴツゴツしてると分かる→極度の痩せすぎ
- 軽くふれただけでゴツゴツしてると分かる→痩せている
- 撫でると軽くゴツゴツしているのが分かる→普通
- 撫でてもゴツゴツが分からない→太っている
猫の背中にふれると背骨を感じるのはごく普通のことです。人間の背中にふれると背骨のゴツゴツが分かるのと同じですね。
ただし、見ただけでゴツゴツが分かったり、軽く触れただけで分かるのであれば「痩せている」といえます。
痩せすぎ・痩せている場合は、背骨だけではなく全体的に骨っぽさが目立ちます。
お腹周りを触るとあばら骨があたる、顔が見事な逆三角形になっているなど。
痩せているかどうかを判断するには、背骨以外もチェックしてください。
【注意ポイント】猫種や骨格によってベスト体型がことなる
愛猫が痩せているかどうかは、以下も含めて判断しましょう。
- 猫種によって骨格に差でやすい
- 個体ごとに骨格に差がある
たとえば、ペルシャやエキゾチックショートヘアなどは、がっしり体型。アビシニアンやシャムなどはスレンダー体型のことが多いです。
また、それぞれ骨格の大きさが違うため、がっしり体型が多い猫種でも、スレンダーな猫もいますよ。
見極めるポイントは、以前と比べてどうかということ。
「急に老猫の背骨のゴツゴツが目立つようになった」「食欲が減って痩せてきた」などであれば、健康に問題がある可能性が高いです。
老猫は背骨のゴツゴツが目立ちやすい!愛猫のための対策方法
どうしても高齢になってくると骨っぽさが目立ってくるにゃ…
理由を理解しつつ、飼い主にできる対策を学んでいきましょう!
筋肉や脂肪が落ちてくる
高齢の猫は運動量や基礎代謝が下がるため、成猫時代と比べると食欲が落ちやすいです。
運動量も減り、筋肉も少なくなりやすいですよ。
脂肪や筋肉などが減ることで体がすっきりとし、背骨のゴツゴツが目立ちやすくなります。
しかし、成猫時代と比べて食欲が減るのは当然のことですが、必要な量を食べていないのは問題。
体を維持するためにはエネルギーが必要です。食事量が少ないとエネルギーが足りなくなり、エネルギーの代わりに筋肉を消費していきます。
結果としてどんどん筋肉が落ちていき、より痩せて背骨のゴツゴツが目立つようになります。
食欲が落ちているなら、キャットフードの見直しを検討しましょう。
- 老猫は筋肉や脂肪が少なくゴツゴツしやすい
- 食欲が減っているなら食事を見直す
- 食べないとどんどん背骨のゴツゴツが目立つようになる
老猫になると消化吸収率が落ちてくる
老猫になると、栄養の消化吸収率が落ちてきやすいです。つまり、成猫時代と同じキャットフードを食べても、同じだけ栄養を吸収できないということ。
高齢になるとさまざまな機能が衰えてきますが、それは内臓機能でもいえることです。
機能が低下しているため上手に栄養を吸収できなくなりますよ。
猫の必須栄養素は、タンパク質、脂質、ビタミンなど。
とくに体のもとになるタンパク質は必要なので、高品質なタンパク質を与えましょう。
高品質なタンパク質は栄養吸収率が高くなりやすいため、老猫にもおすすめです。
- 老猫は機能が低下して栄養を吸収しにくくなる
- 高品質なタンパク質を使ったキャットフードがおすすめ
動物病院に行った方が良い症状やパターン
理由が潜んでいるかもしれないので「老猫だから」で片づけないでおきましょう!
老猫の様子が今までと違う
- 明らかに食欲が落ちた
- 下痢や嘔吐をする
- 咳やくしゃみをする
- 呼吸が速い
- 普段とは違う場所を好む
老猫なので、食欲が落ちたり睡眠時間が長いのは当然です。
しかし、老化スピードは猫それぞれですし、急に変化があったときは何か問題があることが多いです。
腎臓病・糖尿病・腫瘍疾患・甲状腺機能亢進症、その他の病気の可能性もありますから、症状がある場合は注意。
老猫は、6ヵ月に1回くらいのペースで健康診断を受けることを推奨されています。
しばらく動物病院に行っていないのであれば、健康診断がてら訪ねてみましょう。
急に体重が減った
急に体重が減って老猫の背骨がゴツゴツしはじめたときは注意が必要です。
急激に体重が減ると体への負担が大きいですし、病気の可能性が高くなります。
体重減少の目安は、1ヵ月で5%ほど。
4kgの猫にとって5%はわずか200gですが、60kgの人間に換算すると3kgも減少したことになります。
これといった理由なしに1ヵ月で3kgも減るということは、何かしらの問題が考えられますよね。
食事を食べているかどうか、元気かどうかに関係なく、まずは検査を受けてみましょう。
体重を計るときは、愛猫を抱っこして体重計に乗ると楽です。自分の体重を差し引いて、愛猫の体重を計算しましょう。
まとめ
- 老猫は背骨のゴツゴツが目立ちやすい
- 食欲がない・食いつきが良くないなら食事を見直す
- 急激に痩せたり症状があるときは動物病院に行く
動物病院は嫌にゃ…!!
嫌がっても猫のため…変わったことがあれば心を鬼にして病院に行きましょう!
もともとスレンダーな老猫もいれば、がっしりした老猫もいます。
背骨がゴツゴツしているから危険というわけではありませんし、多少の骨っぽさを感じるのはごく普通のこと。
明らかに痩せていたり変化や症状がある場合は、食事を見直したり動物病院に連れて行ったりしましょう。